- Amazon.co.jp ・本 (189ページ)
- / ISBN・EAN: 9784584123867
感想・レビュー・書評
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いろんな方法を考えるには良い
世間の解決方よりは参考になる -
主にいじめ問題について教育現場の責任を指摘するけれど、少し極論。いじめ自体は学校制度の内側だけではなくて、実は課外の活動や社会でもありふれているものだ。そのすべてを学校社会の構造的な問題のように考えるのは難があって、必ずしもそうではないというような気がした。ただ、いじめ問題についての実例や「ノリ」についての筆者の考え方は、実際にいじめられた経験のある人なら理解できるものも、多くあったと思う。
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学校制度の廃止は暴論のように思える。WHOの報道機関への対応や、スタンフォード監獄実験、いじめ報道の検証の話は参考になった。
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この本の主張は本当にごもっともで、ただ住んでいる地域が一緒というだけで何の縁もゆかりもない人間がひとつの教室にいることにより、いじめは必然的に起きる。学校というところは法律が行き届かないところであり、被害者が自殺に追い込まれたら、加害者、学校がグルになって隠蔽しようとするメカニズムなど非常に参考になったし、この本の主張のように学校に法律を持ち込むべきであると強く感じた。また、もし子供がいじめられたら弁護士を連れて、加害者宅、学校、警察に行くという考えもなるほどと思い、非常に参考になった。