「意識高い系」という病~ソーシャル時代にはびこるバカヤロー (ベスト新書 391)

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  • ベストセラーズ
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  • Amazon.co.jp ・本 (207ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784584123911

作品紹介・あらすじ

セルフブランディング、人脈自慢、ソー活、自己啓発・・・
「なりたい自分」難民の若者たちに告ぐ。
君たちは人生の遭難者だ!

感想・レビュー・書評

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  • 読んで損した。
    損したのは時間と労力だけではなく、何か毒を触れた感じ。心が汚された感じがする。

    だれでも(若者たちが)、通る道として「意識高い系(笑)」はあって良いプロセスだと思う。
    そういう、人ががんばってることを斜に構えて嘲笑する態度はいかがなものか。
    筆者は、ツィッターなどで、毎日何度も何度も、つぶやき、本書を宣伝しているが、はっきりいって、みっともない。文体も粗野。
    つぶやきの内容は書籍の宣伝だけでなく、非常に猥雑な、中年オヤジのつぶやきもたくさんあって、下品。
    この程度の論考や知識で、女子大の講師をしているという。
    信じられない。
    大学のレベルも下がったものだ。

  • まあ、後半のデータは、少しだけ役立つかもしれない。

    常見陽平という人を名前だけTwitter等でちょいちょい見かけていたが、何の人なのかは全く知らなかった。
    今回、ちょいちょい話題になっていた本書を読んでみた。まあ、案の定、常見陽平氏が嫌いになった。以上。

  • 僕のやってる異業種交流会は実質コンパですから…
    なんて言い訳しなくても意識高い系ってSNSの流行からフツーになりましたよねσ^_^;

    今も昔も自意識高いマウンティングしないと気が済まない人っていたわけです。
    ただソーシャル時代になってツールがあっという間に便利になって爆発的に広がった。
    まあ僕みたいなフツーな人でもセルフブランディングできる時代になったわけです。

    僕も自己啓発本を読んでアップしてを繰り返してますが実際のところ実践しないとなんの意味もないんですよね。
    しかしある程度意識してやってるとヤったもん勝ちの世界ですからヤらない手はないんですよね。

    ホンマの実力をバブルにできるツールが発達したので意識高い系かに関わらずやらないと置いて行かれるわけです。
    ただバブルで終わらせるとダメージも2倍3倍に返ってくるので実力をつけるのと同時並行でやらないといけません。

    まあその辺がわかってる人には良い時代なんやと思います。

  • 久しぶりに「面白い」と思った。Amazonの書評でDisられてるのも無理は無い。「内容が薄い」と言う書評もあったが、そもそも新書なのだから、この程度のライトさで良い。またこの本は意識の高い人をDisっている訳ではなく、「グダグダ言っている時間あったら目の前の仕事しろ」と真っ当な事を言っている。巻末203ページはまさに至言。ここだけでも読む価値がある。

  • 先日、朝井リョウ「何者」を読んだばかりなので、いちいち痛感。私の学生時代にも意識高い系(笑)はいたけれど、ネットやSNSの普及で増殖しちゃったのね。
    意識高い系(笑)は学生や若手社会人だけじゃありません。子育て世代にもいて、自分磨きに加え「子どものため」っていうから困るんですよ。意識高い系(笑)対策を教えて欲しかった…

  • あるあるネタとして読み流す程度なら時間潰しにはなる。
    内容的にはわざわざ新書にするほどではないかと…
    R25あたりのコラムで充分。

  • 意識高い系(笑)の学生にならずにもっとちゃんと現実を直視出来る大人になりましょうという著者の主張です。
    言ってることは確かに間違いじゃないのかもしれませんが、もういいんじゃないでしょうかね、ほうっておけば。

    最初に断っておきますが、常見陽平さんの主張は大方正しいという同意はしておきます。しかし僕には読者の捉え方を考えた時少し不安を感じました。

    僕も活動自体に活気があることの方がやってて楽しいし、みんなが盛り上がってればいいっていう考え方をしてしまうことが多くそういうことすらも意識高い(笑)とか世間から思われてしまうと世の中から楽しいことや成長努力をしようとしている人がどんどんいなくなってしまうのではないでしょうか。

    自分磨きの前に「目の前の仕事をしろ」っていうのは学生に対して「勉強だけしておけばいい」と言っているような捉え方も出来ると感じてしまってこれは非常にまずいのではないでしょうか。
    同じような人間を作りあげようとしている点、出来損ないは省かれていく点、グローバル化が進むとしょうがないのかも知れませんが何か違うような。セルフブランディングもあまりに批判しすぎているような気がしました。ウソをつくのは良くないと思いますが、個を出す機会が増えて良いのではないかとも思いましたが。

  • 確かに僕も昔は電車の中でiPadを開きあまり読めもしないNYTimesとかWSJ見てたりしてたけどさwまあ、でもここに出てくるような「意識の高い学生(笑)」は、そもそもこういう本は開かないと思うなぁw

  • イタキモちい!本。
    著者のツイートやブログをちょこちょことチェックしているのだけど、それをいい感じにまとめたという感じの本。買うまでもなかったかな。。。

  • タイトルを見た瞬間「これはw」と思って購入。著者によれば世の中には「意識高い人」と「意識高い人(笑)」がいる。後者は意識高いといわれていてもそのモチベーションを向ける方向を間違っている人だ。どんなふうに間違っているかは沢山の例が書かれているが、中には過去の自分を思い出させるものも、今の自分に近いかもしれないと思えるものもあった。意識高い人(笑)は自分のやっていることに確信を持って行動していることが多いと感じる。ここを間違えたまま大学を出てしまうと、訂正するのに数年かかるのではないかと僕は感じる。「意識高いね」と言われていい気になっている、なっていた大学生は悪いことは言わないのでぜひ読むといいと思う。

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著者プロフィール

千葉商科大学准教授

「2021年 『POSSE vol.49』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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