放射線医が語る福島で起こっている本当のこと (ベスト新書)

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  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784584124482

作品紹介・あらすじ

放射線でがんは増えないが、避難でがんは増える!日本人はリスクを避けようとして、リスクに向かって突き進んでいる!

感想・レビュー・書評

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  • 有名な御用学者だと知っていたけれど、読んだ。
    うちも福島出身で避難移住をした。
    元からメンタル強いからニコニコ移住生活を楽しんでいる♪

    もう、コレ本当胸くそ悪い本。老害。
    対談も胸くそ悪い。老害。

    チェルノブイリ、広島、福島、、苦しんでいる人はたくさんいるのに。。

    でも、こういう本も読んでおかないと~と
    イッライラしながら読了!!
    ストレスでガンになりそう♪

    御用学者を1列に立たせて
    キヨシロウの「サマータイムブルース」と「ラブミーテンダー」を御用学者たちが『もう勘弁して下さいぃぃ』と泣くまで聞かせたい。キヨシロウ、生き返ってぇぇ\(^▽^)/

  • 福島の人に放射能汚染によるガンの増加は見られないが、避難生活のストレスに依ってガンが増えているという事実。

  • 本書は、現状福島で放射線によるガンは増えないが、無理な避難生活によるストレス等が原因でガンになる、避難生活での生活習慣こそが問題、豊かさと寿命は関係がある、原子力を止めたままだと化石燃料を使うしかなく貿易赤字も膨らみまたエネルギー問題で日本が貧しくなり、また地球環境も悪くなり、地球規模で考えたら先進国が扱いにくい原発を使う必要がある、完璧主義的にリスクのある物はダメだというのではなく、相対的に考えてリスク管理をしっかりしながら原発を上手く使ったほうが人類全体の為になるのでは、という意見です。著者は放射線医なので現在過度に福島での放射線が問題視されていることに「本当のこと」を言う説得力がありますが、では今後原発を使ったほうがいいのかどうなのかなど、政治問題もあるしどこまで代替エネルギーの可能性があるのかなどもあるし、原発を使い続けるのを良しとする意見には素直には同意出来ません。
    そんな事を考えていたらニュースで九州電力地域では買い取り問題こそあるものの、太陽光発電量が電力の必要量を上回っていると言うではありませんか。他の地域ではまだそこまでてはないにしても代替エネルギーとして太陽光発電でまかなえるというのは十分考えられる話で、この本に書いてあるように、原発が使えないなら従来の化石燃料しかなく、それは問題なのでリスクをとっても原発をやったほうが総合的にいいという意見にはやはりすぐには賛成出来ません。あくまでも現在過度に福島での放射線を怖がる必要はないよ、という放射線医の意見として読ませてもらいます。エネルギー問題についてはまた別に考えるべきと思います。

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著者プロフィール

1960年生まれ。東京大学医学部卒業。東大医学部付属病院放射線科准教授兼放射線治療部門長。厚生労働省がん対策推進企業アクション議長。

「2023年 『人生を変える健康学 がんを学んで元気に100歳』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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