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- Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
- / ISBN・EAN: 9784584124598
作品紹介・あらすじ
生活保護費が削減され、逆進性の高い消費税を増税、ブラック企業が跋扈して、安定した雇用が失われる。「自己責任」という言葉を突きつけられ、徹底的に痛めつけられる弱者。中間層は崩壊し、貧困と格差が広がっていく。それが安倍政権のいう、取り戻す日本の正体である。では、なぜそんな政府を多くの人が支持しているのか。そこにわれわれが陥っている罠がある。本書ではその詐術を暴き、自己責任論の呪縛を解き放つための方策を論じていく。
感想・レビュー・書評
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選挙戦の話や憲法の解説が面白かった。
選挙は政策で勝負すべきなのに実際はそうでないというのは本当にそうだと思った。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
貧困と格差の問題に長年取り組んできた弁護士である、宇都宮健児さん。生活保護、消費税、派遣労働といった問題にまつわる「自己責任論」のウソ、というか罠に鋭く批判の目を向け、反論するための理論的な裏付けを与えてくれます。
また、東京都知事選挙をたたかった後の市民運動の広がりについても述べており、「世の中は変えることができる」という確信を得ることができます。 -
押し付け憲法論が出てきた最大の背景は、米ソ冷戦下でアメリカの占領政策が途中から急展開し、日本を反共の防波堤にすることを目指したことにある。その結果、保守政治家たちもそういうことを言いやすい雰囲気になった。
日本国憲法は、しかしもっと民主的な過程を経て成立した。
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