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- Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
- / ISBN・EAN: 9784584125090
感想・レビュー・書評
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期待以上に面白く読めました。
ドイツ出身の曹洞宗の僧侶である著者が
そのバックボーンの観点から、キリスト教を含む
一神教と仏教の違いを述べているのと、最後には
日本人の宗教に対する感覚とその感覚と向かい方
が世界に発信・輸出できるものであるという論が
書かれてあります。
一神教であるキリスト教のこわさ、危うさ。と、
基本的には、一人称(私が修行して悟りを開いて
仏陀になることを目指すという)的な仏教の
他者に対する冷たさ。
それらのネガティブ要素を日本人は、灰汁を抜くという
習慣・技術をもって、宗教臭さを除去して社会・生活に
普通に宗教色を残さずに取り入れる。という感覚。
これは、日本人が宗教に関して語る、語られる際の感覚
の本質のような気がします。
最後の日本人・日本が世界の宗教の課題を解消できるのだ
的な大言壮語にはすこし”本当か??”と、”そこまでは!?”
というところはありますが。。詳細をみるコメント0件をすべて表示