- 本 ・本 (208ページ)
- / ISBN・EAN: 9784584125250
作品紹介・あらすじ
もう「忙しい」を口癖にするのはやめよう。
「自分の時間」を生きるためには、会社に属さなければいい。
体調が悪くても会社に出ている、メールで済むことをわざわざ電話する、
毎週の会議がただただ常態化している、社内の派閥争いで足の引っ張り合いをする……
日本の会社にはいくつものムダがあると感じませんか?
その上、毎日残業、有給もなく、会社に言われるがまま仕事をして「忙しい」と感じる毎日。
そんな「苦しい忙しさ」を「楽しい忙しさ」に変えるためのヒントは、会社に縛られないこと。
「自分の時間」を生きることで幸せになる、ホリエモン的生き方・働き方とは?
感想・レビュー・書評
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会社がいらないというよりも、会社内に存在する厄介な人や制度を無くすべきという意見ですね。
日本に蔓延る旧態依然とした考え方に対して、堀江さん自身の捉え方が綿々とかかれています。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
多くの会社が、無駄の排除・効率化・スピード化に無頓着であることを指摘している。また、多くの経営者が、リスクを避けた無難な判断しかできていないことも指摘している。若い人たちに読んで貰いたい内容。
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ホリエモンらしい主張が展開されている。
私のような一般的なサラリーマンが読むと刺激的な反面、こんなことホリエモンみたいな有名人しかできないだろうと思ってしまうような内容もある。
ただ、世の中は急速に変わっている。当然働き方も変わっていく中で、あらゆる可能性を考えて自分で実践していく必要があると思う。私も働いていて新しいことを取り入れようとしない文化やそもそも新しいことを考えてやっていこうという雰囲気がまったくなく辟易としていた。とにかく自分が楽しい仕事をする。そのために独立する必要があればすぐに行動するべきだということ。 -
この手の本において何度も目にするような内容で特筆して真新しいことを書いている訳ではないが、それ故にそれが真理なのだと思う。でもこの人の場合は実践して実績や形として残っているからより説得力を感じる。一昔前は机上の空論だと思われていたと思うが、今や誰もが実現できる時代。やらない言い訳はもうできないし、やる人たちからどんどん遅れをとるのが怖くなった。社会に揉まれる中で変に賢くなってしまった人が読むべき本。
タイトルはちょっと大げさというか内容と違うと思うとこもあるかもしれない。 -
情報量が多くて、詳細で、とってもありがたい。親切。私、間違ってないと思わせてくれる。読んでる途中で何度も、読んでる場合じゃない、よし、動こう!と思った。
がんばって最後まで読む必要はなかったのかもしれないけれど、とりあえず先駆者の言葉には全部触れておきたかったから、時間はかかってしまったけど読み終わった。 -
あまり働いていないのに忙しいと感じる人と
より多く働いているのに忙しくないと感じる人がいます。
その差は
他人の時間を生きているか、
自分の時間を生きているか。
本日ご紹介する本は、
自分の時間を生きるための
働き方を紹介した1冊。
ポイントは
「やり続ける」
組織で働いている以上、
ある程度自分のやりたくないことでも
やる必要があります。
しかし、自分がやりたいことは、
自分から動きださないと始まりません。
そして、毎日やり続けることが重要。
自分がやりたいことだったら、
毎日の積み重ねを努力と思わないでできます。
「楽しい」
人間には楽しいと思うタイミングがあります。
それは「前からの伸び率」。
毎日の積み重ねによって
90点が95点になるよりも、
15点が60点になった方が
より楽しく感じられます。
そして、その感覚が持てると
継続がしやすくなります。
「影響力」
自分が楽しいと思うことを追いかけ、
その中で他人との差別化ができればベストです。
そのためには、最初に目指すのは、メジャーでなくマイナー。
その中で少しでも周りに影響力を持てるようになること。
そして、影響力を大きくしていくことが重要です。
自分のやりたいことで、
結果が出せるようになれば、仕事もより楽しいですね。
ぜひ、読んでみてください。
◆本から得た気づき◆
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仕事は教えてもらうのではなく、真似して勝手に覚え、自分なりに改良を加えるのが基本
マイナーという場所は、失敗しても損の少ない安定したインフラ
好きなことをやった方がいいのは、好きなことだったら毎日の積み重ねを努力と思わないでできるから
走り続けていれば足が速くなるように、何かをやることによって、何らかの成果が表れるもの
損得勘定で動くことより、結果として行動を起こすことが大事
民主主義を用いると組織は大きくなるにつれ、おかしくなっていく
会社の中で生きるにしろ、会社の外で生きるにしろ、人を引き付ける力を持つことは重要
突き抜けた行動をすると、周りが面白いやつだと思いはじめる
人が惹かれるスキルこそが、コミュニケーションスキルの本質
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◆目次◆
第1章 日本の会社はおかしいと思わないか?
第2章 仕事のない時代がやってくる
第3章 だから「遊び」を仕事にすればいい
第4章 会社ではない新しい組織のカタチ
第5章 会社に属しているあなたへ
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古いというのもあるが、本書以降の堀江氏の著書内で言われている主張と相違ないので読む価値は薄い。悪名高いイケハヤ氏をべた褒めしているし、非常に賞味期限の短い本と言える。
1点だけ、4章にある「サロンに民主主義はいらない」の主張は、うまいなと思うと同時に考えさせられた。これは独裁体制のアナロジーだ。
民主主義は機能不全に陥ってしまう宿命を抱えている。人権やコンプライアンスのようなもの、平等や自由を重んじるあまり、成長が犠牲になることはある。
私としては、国家や社会の経済成長は緩やかであった方がよいと思う反面、個々人の成長は本人の希望に応じて叶えられるべきであると考えている。というのは、幸福度が逓減する閾値を超えた社会においてこれ以上のリソース(個々人の労働時間や環境負荷)をつぎ込んでも幸福度というリターンが見込まれないのに対し、個々人の成長は分かりやすく幸福度を上げてくれるからである。
グローバルサウスの国々はそれぞれのスタイルと程度に差が有れど独裁的な体制を抱えている。そして独裁的な体制は、急激な成長をもたらせやすい。
堀江氏は、彼が作ったHIUというオンラインサロンにおいて、自分で自分を独裁者だと言い放っている。
これは独裁的な方が成長が早まるそのシステムを逆手に取ったものである。
となれば、そのメリットと同時にデメリットも引き継ぐわけだ。
少なくともHIUは彼所有のものであるし、そこに参加する人たちも強制ではなく、自らの意思で参画しているため、問題にはなりようがない。
民主主義・独裁という対立構造を効果的に使ったこの考え方は他の場面でも応用できるに違いない。
日本の学校教育を独裁的に行うことは許されざることだし、会社内でも力関係がある以上すべきではない。ブラック企業の弊害がその証左である。
しかし今後より社会がフリーエージェント化していくのであれば、小規模なコミュニティにおいては意識的に、独裁的手法を活用して短期間での成長を加速させるのは妙案なのかもしれない。 -
ひさびさにホリエモンの本読んだ。
相変わらず超自分勝手で、歯切れが良くて、
気持ちがいい。
これからの時代は「自分の時間」をいかに生きるか。
会社で「他人の時間」を生きてるから、つらい。
会社勤めをしながら「自分の時間」を生きてる人は、
100人に1人くらいだろうから、99%の会社は要らない。
なるほど!
自分の好きなことだけをやりたいようにやり切るか、
自分を抑えて周りと調和を保ちながらやってゆくのか、
前者の方が、楽しいでしょうな。
周りの人は大変だけど。
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ホリエモンの持論を改めてぶちまけたという感じ。
日本の社会や文化、空気といったものは、いろいろ手を出すマルチな人材より職人気質の専門家を称賛する風潮がある割に、企業はゼネラリストを育成する。しかし、ゼネラリストといっても、社外での副業を禁止する等、結局どうしたいのかわからない。
とにかくみんな新しいことを始めたがらない。失敗が怖かったり、変わるのが面倒だったりするからだ。そして、AIを導入すれば人員削減できるのに、自分の仕事を守るためにわざわざ効率の悪い状況を維持し、生産性の低い仕事を温存しようとする。
しかし、いずれにせよ多くが自動化し、現在の仕事のほとんどはなくなってしまうのだから、新しいことをするべきだし、人間はほとんど働かなくてもよくなって、遊びやハマることに没頭できる人間がいよいよ輝く時代が来るかも知れない。
そして、なにかをしようと思った時に、会社という形をとらなくてもできることはたくさんある。というか、会社というのは人を雇用して感情をマネジメントしたりコンプライアンス遵守させたりしながら管理するという面倒がある。それよりもむしろ、面白いことを始めてどんどん動いて周りに人が集まってきて、という形態で何かをやってみるのも良い。
面白いアイデアだと思ったのは、名刺の代わりに、その人のトークンを発行し、その人の価値に応じて値段がかわり、第三者と売買できるというもの。
他の著作から進化した真新しい視点が特になかったので、星2つ。 -
本書のタイトルとはあまり関係ないのですが、
ホリエモンの普段の仕事っぷりは参考になる部分が多いです。
どのようにして生産性を上げているのか、情報収集をしているのかという点が参考になりました。
1時間もあればサクッと読める本です。
著者プロフィール
堀江貴文の作品





