- Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
- / ISBN・EAN: 9784584125809
作品紹介・あらすじ
バラエティタレントとして人気を博し、釣りや将棋(三段)など自身の趣味を仕事に反映させる活動もあり、「イクメン」タレントの代表的な存在でもある、つるのさんの少しだけ硬いエッセイ!
感想・レビュー・書評
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まさに愛国者と呼ぶのにふさわしい方だと思った。愛国という言葉に悪い印象をうけるのは確かだけど、ただたんに自分の住む国を愛することという意味だからね。
何をもって中立というかは難しいけど、中立に物事を考えているのだろうなと思った。
この本にも書かれてある通り、「安保法案の反対ばかりが目立つけど、賛成意見も聞いてみたい」というようなことをTwitterにあげて炎上したことあったけど、ようは少数派の意見にも耳を傾けようということだしね。それだけで叩くのはおかしいだろうと当時も思った。
スクランブル発進の話は初めて知った。いろいろ調べたうえで発言しているのがよく分かる。日々、日本の領海にたいして脅かされていると知って驚いた。
後、高槻市での小学校時代の話にもビックリした。国旗掲揚、国歌斉唱廃止、だけど朝鮮については深く学んで交流を深めるという教育方針だったらしい。後、私立への進学は許されなかったのだとか(高槻方式というらしい)。何で高槻ではそういう思想に染まったんだろう。正直、自分も「君が代」ってそんなに好きじゃないけど、それは暗い印象があるからで、別に「君が代」が戦争と結びついたりなんかしないけど…。
後、「機会の平等」というのは必要だけど、「結果の平等」は必要ないという意見はまさにそのとおりだと思った。
他にも全体的にいいこと書いてあるなと思ったけど、「まずお父さんお母さんを尊敬してください」というのは、どうだろうなと思った。少なくとも、虐待されてる子にはそうはいえないだろうと思うし。まあ、その後に子どもの尊敬される親であるように、ということも書かれてあったから、そういう前提があってのことかもしれないけど。
なお、消費税増税は反対とのこと。自分も消費税増税は反対なのだけど、これは賛成意見も聞いたうえでの反対なのかは気になった。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
つるの剛士と言えば「クイズ!ヘキサゴン」のおバカタレントと子沢山というイメージくらいしかなかった。確かに勉強は出来なかったのかもしれないけど、自分の家族を愛し、住んでる町を愛し、そして国を愛している。疑問に感じた事は納得するまでしっかり調べ、考えて、自分の意見を持つ素敵な方だということがとても伝わってきた。偏差値ばかりが高い一部の政治家や官僚なんかより、よっぽど日本の事を考えている。
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なんでこうも批判ばかりの時代になってしまったのか。
そんな嘆きを覚える。
作者へ感じることもあるが、しかし、学や知識も必要だなって痛感。論理的な回答が。
世間一般がこうであったほしいと思わせる。 -
「バカ」って、今現在知っていることが少ないことではなくて、知る気がないまま押し通そうとすることだと思う。
だから、このかたはぜんぜんバカじゃない。 -
「普段から日本の現状や未来を憂いて、考え、意識されている方にとってはあまりにも初歩的で、当たり前のようなことしか言っていない内容かもしれませんが、日々あまりそんなことを意識していない、敢えて言うなら『平和ボケ』で『お花畑』な人たちが『日本の未来』や『本当の平和』について少しでも考えてみるきっかけになってくれればいいなあと思っています。」
冒頭で述べられたこの言葉に、正に「平和ボケ」で「お花畑」な私は一気に惹きつけられた。
「おバカタレント」と言われていたつるのさんだからこそ書けること。
「平和ボケ」だの「お花畑」だの、煽るような言葉だけれど、「かつての僕もそうでした」とあくまで謙虚な物言いは、つるのさんの優しいイメージを崩さない。
反省の意味も込めて、テレビやネットの情報を鵜呑みにせず、自分の頭で考えることが大事だということを、世の人に伝えたい。
つるのさんの熱い想いが伝わってくる良い本でした。 -
高槻の話で、地域によって国歌の存在自体知らない子どもがいるというのは衝撃でした。学校の式典では必ず歌うものだと思っていたし、自分も子どももそういう環境で育ったので。
「日本のこと」・・・首肯することばかり。よく調べられてますね。ベトナム、フランスの国歌と君が代との比較。
子育ての項目はつるのさんの真骨頂。とても参考になりました。
全体を通してとても優しく、夫として父親としての責任感に溢れている、つるのさんを益々好きになりました。 -
タイトルにバカと付いているけれど、けっしてバカではないよね。
ちゃんと自分というものがあって、疑問に思ったことを調べて考えて自分なりの判断を下せる人。
ここに書かれていることは政治だけじゃなく子育てやメディアの問題等多岐にわたり自身の思いを綴られていて、俺も常々思っていることが多いので大いに賛同できる。
結婚や子育てに関しては未経験なのでわからんけど、姉が甥っ子達が小さかった頃ちょくちょく連れて来た時に面倒を見ていた感覚でいうと、確かに!って思うことが多々あった。
自分の生まれ育った国を好きで何が悪いのか。
日本を悪くしか言えないようにはなりたくないね。
これだけネットが普及しているのだから、メディアの流していることを鵜呑みにせず疑問に思ったら自分で少しでも調べたりはした方がいい。
メディアは自分たちが伝えたいことだけを自分たちの都合のいいように垂れ流し、都合が悪けりゃ報道しない自由を行使している。
SNSでも自分から積極的に情報を仕入れようとしている人なら今のメディアの偏向報道に呆れているだろう。
ネトウヨとか言われている大半の人達は、日本が好きなだけだって事にも気づくだろう。
とりあえず自分には関りがないとかメンドクサイとか今が楽しけりゃいいとか言ってみて見ぬふりをしている人がもっと減ってくれば、日本はもっと良くなるだろうなぁ。
っと、ほとんど感想になってなかった。
いろんな人の考えに触れてみるって軽い気持ちで手に取ってみては如何だろうか? -
タイトルは「ウルトラマンだけど」としてほしかった。芸能人が愛国的な発言をする時は「バカだけど」「オカマだけど」など言い訳がないといけないのは、残念なことである。多くの芸能人が愛国心を持てず、反日的になるのは、メディアで踊る自分は裸の王様で、国を護る人々こそ真の英雄だと本能的に知っているからだろうと思う。だから無意識に相手をディスってしまうのだ。つるの氏は売れっ子でありながら、その悪習に染まっていない。芸能界に現れたウルトラマンだと思う。
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真っ当な話が出来ない、この日本の今を父親目線で素直に書いている、大変好感の持てる本だと感じた。
つるのさんの誠実さが伝わる本でした。