- Amazon.co.jp ・本 (128ページ)
- / ISBN・EAN: 9784584130070
作品紹介・あらすじ
プロジェクトは冒険だ!『ぷよぷよ』を生んだゲームクリエイターが仕事を楽しくデザインする技術を初公開。
感想・レビュー・書評
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効率的なミーティングについては、ブレーンストーミングの目的なら「自由に発言」が効果的かもしれないが、問題解決に取り組むのには不向き。
「ホウレンソウ」について、調べたり考えたりしてみたが、ある意味では日本的な仕事のやり方で、外国人にとっては馴染めないものなのか?問題を共有する、協力して対応する、という特徴があるが、見方によっては「任されていない」と感じる人がいるという意見も。それぞれの個性を観察したり、聞き出したりする必要がある。 -
見た目やタイトルがキャッチーだが、中身は、少し残念な本。全体的に著者が属したゲーム会社の価値観や仕事の仕方が視点になっているし、当たり前のことが多い。例えば、初心を忘れるなという項目では、冒険をはじめる際の初心の大切さを書いてあるのだが、これと「仕事を100倍楽しくする」事と何の関係があるのだろうか。楽しくする事に着眼したというより、ゲーム会社で筆者が経験した、浅い体験からの、行動の良し悪しに言及した中途半端なハウツー本といった風情だ。
言い過ぎだろうか。 -
「冒険の地図」を見たときに、「コンセプトのつくりかた 『つくる』を考える方法」を思い出した。
ゲーム業界はフォーマット化したアイディアの出し方(仕事の進め方)があるのかと感じた。
プロジェクトマネジメントは複雑な仕事だと思うが、著者が本質を捉えているからこそ、ここまでシンプルに出来ており、ゲームデザイナーからこそ、ここまで遊び心のあるビジネス書が書けたのではないか。
「難しいことを易しく、易しいことを深く、 深いことを面白く」のようだ。 -
こんなことを想像もしていなかった。会社という輪郭があって、その大きな輪の中にプロジェクトの輪があり、その中心に自分がいるイメージ。まったく想像してなかったが、知らず知らずぼくは自分をこの輪の中に閉じ込めていた。
ちがう。出発点はまず自分だ。自分にとって大事な輪、理想の輪がまずあって、そこから広がっていく無数の輪のひとつに、会社という輪があるんだ。
サラリーマンを続けるのか、独立するのか、という問いはとてももったいなくて、自分のプロジェクトにそれは有効かどうか、で決めるべきなんだね。 -
わかりやすく、簡潔に、しかも、楽しく。
なかなかできる仕事ではない。
「当たり前のことばかり」と思うようでは程度が知れる。
見かけとは違い、実は高度な本と言って良い。
難しい本ばかり読んで方向を見失いそうな課長さんに。 -
ぷよぷよの製作者でもある作者がプロジェクトを推進する上で気をつけることを書いた仕事の攻略本。
なにより内容がRPG風に書かれているのはおもしろかった。特に僕はゲームを夢中でやった世代なので「攻略本」と書かれているだけでわくわくして読める。
書かれているノウハウも非常にシンプル&楽しそうなアイデアばかりで明日からも楽しんで仕事をしたくなるような本。
仕事を純粋に楽しめなくなったとき再び読み返したい。イエスアンド法、冒険のマップ作りなど。 -
ツールとかテンプレートとか標準プロセスとかでプロジェクト進めてるけど、プロジェクトの推進って気苦労が多いし、面白くない!と感じてる人は必読。
プロジェクトを楽しく遂行するための考え方やハウツーが詰まってる。
特に終章の「最高のクリアをしよう!」は、あまりプロジェクト管理の本では語られない部分だけど、プロジェクトを遂行するリーダーの心構えとして参考になる話だった。
プロジェクトは冒険であり、リーダーは勇者、上司は王様、部下達はパーティーといったRPG風味の説明も、ドラクエ世代にはピッタリ。 -
プロジェクトをポジティヴに進めていくためのTIPSがシンプルに分かりやすくまとめられている。ゲームクリエイターらしくRPG調になっているのが面白い。
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文章量が1200円にしては……というのが、第一印象。
しかし!内容が充実していて、読みやすい。
さすが、攻略本を書くほどの人だと感じました。
駄文をダラダラ読むより、よっぽど実感できました。
一緒にプロジェクトを実行する仲間に読んでもらいたい本。
でも、薄いorz