勃発!第3次世界大戦 World War Ver.3.0

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  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784584133002

作品紹介・あらすじ

闇の支配者が描いていた「悪魔のシナリオ」それがWorld War Ver.3.0-だが、それはシナリオ通りにはいかなかった。今、世界で起きているのはWorld War Ver.3.1である。「狂った悪魔」=闇の支配者に、影の支配者が対立し、このままでは、地球はまもなく火の海になる-。

感想・レビュー・書評

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  • 青い目をした侍ことベンジャミン・フルフォード氏の2011年の著作です。
    ジャーナリストの本なので、情報元の正しさがポイントとなるのですが、結構、誤りも多そうです。
    なので、全てを真に受ける訳にもいきませんが、この世界がどのような人々によって支配されているかが伝わってきますし、もう本当にロクでもないことばかりしてきていることは周知のとおりです。
    911は自作自演テロことぐらいは皆さんご存知でしょう?
    最近になってようやくBBCがその辺のことを放映したらしいですが、日本はいつになるのやら。

    レベル:261

    真実を報道しないマスコミなんて害悪しかないので、さっさと潰すべきでしょうね。

    以上、ありがとうございました。

  • この本の著者であるベンジャミン氏の本は確か「アルゼンチンタンゴを踊る日」という10年以上も前に読んでから、たびたび読んでいますが、彼が本を出すたびに書く内容が過激になってきているような気がします。

    彼によれば、いよいよ第三次世界大戦が闇の支配者によって仕組まれているようで、来年(2012年)あたりから勃発するのでしょうか。

    確かにアフリカで民主化へ向けた動きが加速化していて、中東戦争がいつ起きてもおかしくない状況ですが、この数年の世界の動きに注目していたいと思います。第三次世界大戦がおきるかどうかは別にして、第二次世界大戦が起きるまでのストーリーはそれなりに納得できたものだったと思いました。

    以下は気になったポイントです。

    ・かつては米輸出国だった中国が輸入国になったのは、経済発展以上に、トビイロウンカの被害により生産量が落ちたのが原因、モンサントが開発したハイブリッド米(2割以上の収量アップ)へ害虫に強い現地種から切り替えたことによる(p32)

    ・2010年11月23日に韓国海軍に演習するように仕向けたのは在韓米軍であった、これにより韓国から北朝鮮への食糧援助がストップしたことが問題(p35)

    ・チュニジアやエジプトの市民革命の原動力は、2010年から突如高騰した(先進国の金融緩和政策でカネが余った)食料価格にある、独裁による悪政の結果でない(p39、56)

    ・独裁者の長期政権は、部族連合体のアラブ国家では、それがもっとも社会を安定させてきた、強圧的なリーダーを失えば、それまで部族間で争うことになるのがアラブ社会の特徴(p42)

    ・アノニマスという謎のハッカー集団がエジプト政府にサイバー攻撃を仕掛け、さらにグーグルが迂回ルートを無償提供したので、エジプト政府によるネット切断をわずか5日で無効化した(p47)

    ・交換における最大の価値は、偏りに関する「情報}である(p66)

    ・2009年6月に、スイスに入ろうとしたイタリア人が額面2兆円のニセ日本国債(他に100億ドルのニセ米国債)を持ち出そうとした事件がおきたが、イタリア警察は没収したものの翌日に釈放した(p94)

    ・旧日本軍はアジア各国へ進攻した、当時の王族に対してアメリカは、「日本軍に奪われる前に預けなさい、いずれ返還するがそれまでフィリピンに隠匿しておく」といった話をもちかけた(p95)

    ・2009年10月に、中国は対米貿易の決済に、ドルではなくゴールドでの支払いを要求した、渋った結果払った170億円相当(5600本の金塊)は、すべて偽物と判明した(p106)

    ・王族のゴールドと引き換えに、無記名のアメリカ国債(70年満期)を渡した、その満期の日付が2001年9月12日であった(p111)

    ・911事件では、ワールドトレードセンターのみならず、第7ビルも崩壊した、このビルにはアメリカ最強の捜査機関(海軍警察)の財務を担当する部署が入居していた、海軍警察はアメリカ政府が行った過去の清算を含めて、財務省が発行してきた巨額国債がどうなっているかを調査中だった(p114)

    ・ユダヤ、キリスト(カソリック、プロテスタント、ギリシア、ロシア正教等)、イスラム(スンニ、シーア)はいずれも、すべて同じ絶対神を信じる一神教である。それらの違いは、どの予言者まで信じているかの違い。ユダヤ教は、モーゼと旧約聖書のみ、キリスト教は、モーゼとイエス、聖書は新約聖書まで、イスラム教はマホメッドを予言者、コーランを聖書に加えている(p122)

    ・日本でも一神教が勢力を持った時代として、16世紀の戦国時代(マウンダー小氷期)に、本願寺派の一向宗が一ぢ勢力となって台頭した(p126)

    ・地球が歳差(回転軸がゆれる)で1回転する周期が2万5920年である、闇の支配者たちが神と契約したのがいま(2011年)から、2万5919年前で、ちょうど1回転する2012年に、もう一度、神と再契約しなければならないとしている(p133)

    ・FRBは営利を目的とした私企業、それが意味することは、通貨発行というビジネスで儲けることが許されているということ、株主のへの配当を目的にしている(p146)

    ・1812年6月18日、米英戦争が始まる、ナポレオン戦争でイギリスが動けないことを見越したもので、カナダを奪い取る侵略戦争、最大の戦利品は、ポンドからの離脱で、これによりアメリカは自国通貨「ドル」を発行する権利を勝ち得た(p150)

    ・ヨーロッパ諸国は、中国のお茶や陶磁器、インドの綿織物、香辛料を求めたが、中国やインドは欲しいものが無かったので、南米のインカやアステカから得た金銀は、中国やインドへ流れた、それを取り返すためにアヘン戦争等を起こした(p155)

    ・普仏戦争後、イギリス王室のヴィクトリア女王は自分の子供たちを他国の王室へ嫁がせて欧州全土に君主ネットワークを築いた、ドイツ皇帝、イギリス王、ノルウェー王、ルーマニア王、ユーゴスラビア王、スウェーデン王、スペイン王である(p159)

    ・FRBと欧州王族が第一次世界大戦の勝者とすれば、敗者は、ロシア、ドイツ、トルコ、そしてハプスブルグ家であった(p168)

    ・ロシアの石油利権はバクー油田こそロスチャイルドが把握していたが、ロマノフ王朝ニコラス二世皇帝は、新開発の油田をすべて自国管理しようとして日露戦争を仕掛けられた(p169)

    ・日本政府はシフが経営する「クーン・ローブ商会(のちのリーマンブラザーズ)から合計3回、7200万ポンド(国家予算の3倍)の戦時国債を引き受けてもらった(p170)

    ・戦勝国は、1928年、新たに発見された旧オスマン帝国領内(イラク、イラン、サウジアラビアなど)の油田権益を独占するための秘密協定を結んだ、スタンダードオイル系34社、ロイヤルダッチシェル、フランス系のトタルである(p172)

    ・1944年のブレトン・ウッズ協定は、ドルを「1オンス35ドル」という唯一の兌換紙幣とする固定相場制を確立したが、極秘裏に、米英仏で、「50年間、ドルを基軸通貨と認める」と合意していた(p195)

    ・ロシアに革命を起こさせて裏でソ連を支援してきた闇の支配者たちに、王族(インドネシアのスカルノ大統領、イランのパーレビ国王、フィリピンのマルコス大統領等)は次々と失脚した(p196)

    ・SARSが発生した時、中国政府は医者や看護師の「死」を覚悟して完全隔離を実行した、そのような非常な処置のおかげでSARS被害が食い止めれらた(p218)

    ・悪魔の計画(第三次世界大戦)は、BRICSが頑張ったので、世界恐慌にならず悪魔の計画は破たんした(p219)

    2011/8/21作成

  • 2011/8/1:読了
     非常に良かった。
     今までの、まとめみたいな感じ
    2011/11/23:読了
     二度目。非常にすっきり読める。
     いろいろな出来事をつなぎ合わせると、1つの流れがあるとも読める。
     明治時代以降は、日本も欧米に組み込まれているので、
     何が真実かはよくわからない。
     もし、この本のようなことが、本当にあるとすれば、
     世の中の仕組みが変わり、手品のネタとして、歴史に
     記述されるんだろうなぁ

  • チュニジア、エジプトのアラブ各地から始まった中東・市民動乱は、NATO軍によるリビアへの攻撃により、いよいよ地中海、中東地域をまたぐ世界大戦の様相を見せてきた。

    これらすべては、「闇の支配者」により仕組まれた世界最終戦争 World War Ver. 3.0 なのだ。
    しかし、この World War Ver. 3.0 、実は、「闇の支配者」が100年前に描いたシナリオ通りには行っていない。いま、現実に起きているのは、World War Ver. 3.1 とでも呼ぶべき戦争なのだ。

    いったい、なぜ、「狂った悪魔」のシナリオは「狂った」のか。

    そこには狂った悪魔=「闇の支配者」と対立する、もうひとつの支配者=「影の支配者」との壮絶なる暗闘が隠されているのだ。

    そして、日本の東日本大地震。果たして、これはまったくの天災なのか。それとも、闇の支配者が「地震兵器」を使った最後の悪あがきなのか。エピローグで言及する。

    《目次》
    プロローグ----ミラノ、殺されかけた夜
    第1章 ついに始まった! WW Ver. 3.0
    第2章 闇の支配者と影の支配者
    第3章 錯綜する情報と交錯する思惑
    第4章 終末思想という「闇」
    第5章 ヴァージョンアップするWorld War
    第6章 「狂った悪魔」のシナリオ
    第7章 ハルマゲドンの「闇」を打ち払う光
    エピローグ----大地震を乗り越えて

  • ときめく。

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著者プロフィール

1961年カナダ生まれ。ジャーナリスト。上智大学比較文学科を経て、カナダのブリティシュ・コロンビア大学卒業。米経済紙『フォーブス』の元アジア太平洋支局長。著書に、『日本がアルゼンチン・タンゴを踊る日』(光文社)、『メルトダウンする世界経済』『闇の支配者に握り潰された世界を救う技術』シリーズ(イースト・プレス)、『分断される世界経済』『戦時体制に突入した世界経済』(清談社Publico)、『一神教の終わり』(秀和システム)、『破滅する世界経済と日本の危機』(かや書房)など多数。

「2023年 『ディストピア化する世界経済』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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