おんなの日本史修学旅行

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  • Amazon.co.jp ・本 (255ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784584134986

作品紹介・あらすじ

お客さんの前では話せない、おもしろいのに、エロいから話せないあんな話やこんな話。喋ったらクレームが来てしまう、先生に怒られちゃう「エロ日本史」。団鬼六賞大賞受賞の現役バスガイド作家が綴る官能日本史エッセイ。

感想・レビュー・書評

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  • 日本史に出てくる歴史上の人物をお題にしつつ、バスガイド、京都・奈良、官能小説、アダルトビデオについて縦横に語り妄想するという、他に類を見ない異色のエッセイ。本文は軽いタッチで笑わせてくれる。サービス精神旺盛である。それにくらべて著者の半生を語った「あとがき」の重さには驚いたが、なんだか感動した。

  • 「学習」分類にしてみたけど普通の学習じゃないヨ。
    ”おんなの”というより”女性官能小説家兼バスガイド”による下ネタ&妄想歴史人物像を語る日本史です。表紙&題名でなんとなく読んだ人はびっくりすると思う。いや、びっくりした。まぁ嫌いじゃないけどな(笑)。

  • セクハラなんて言葉のなかった昔の飲みの席のような下ネタ談義風で面白い。 初代総理大臣で初代兵庫県知事でもある伊藤博文は歴史に名高い女好きとか、中学生相手には言えない歴史のエロい話の数々。 また、源氏物語に登場する女達の「光源氏のセックスを斬る!」や信長・秀吉・家康の「戦国武将、お好きなAVを語る」という妄想対談は最高! 花房さんガイドで「大人向け修学旅行」なんてツアーを企画してもらいたいくらい。絶対参加するのになぁ〜。

  • 偉かろうが何だろうが「人間って、スケベでアホで」という認識こそ救済であり善き方向への道標。どうしようもないのはむしろ、この認識が無いまま正義を振りかざすことだろう。以前この方に京都を案内して頂いた。ちんこまんこ話ばかりの楽しい時間だった。

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著者プロフィール

兵庫県豊岡市生まれ。
京都女子大学文学部中退後、映画会社や旅行会社などの勤務を経て、2010年に『花祀り』で団鬼六賞を受賞しデビュー。男女のありようを描く筆力の高さには女性ファンも多い。
著書に『寂花の雫』『花祀り』『萌えいづる』『女坂』『楽園』『好色入道』『偽りの森』『花びらめぐり』『うかれ女島』『どうしてあんな女に私が』『紫の女』など多数。
現在も京都でバスガイドを務める。

「2020年 『京都に女王と呼ばれた作家がいた』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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