ナチスの亡霊

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  • Amazon.co.jp ・本 (257ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784584135648

作品紹介・あらすじ

ナチスは生きている。「まさか」と思うだろう。第2次世界大戦後、世界は忌まわしいあのナチスを地上から葬り去ることで再出発を果たしたのではないか。そう考えている人がほとんどではないだろうか。違うのである。ナチスは生き永らえさせられた。しかも、意図的に。それは、いまも、亡霊のようにたゆたい、私たちの社会の薄暗い隅々のあちこちに、狂気に痴れたおぞましい素顔を覗かれている。いつかあなたの命をも奪うという、確固たる信念を抱いて-。

感想・レビュー・書評

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  • コロナワクチンって、全世界の人間が数種類のメーカーの薬を一斉投与する、世界規模の人体実験だな…。数年後に出る遅発性の副作用を仕込めば効率よく地上の人間を消せるな。私が悪いやつならエリアに寄って成分変えるかも。日本だけ毒性強めるとか、ね。ロシアがウクライナをナチスだと言って批判するのは何故なんだろう?ナチスって、なに?と思い、手に取った本。

    結論面白かった。SFを読んでいるような読後感だが、これまで得てきた知識とリンクして否定できない。(サピエンス全史、ツァーリ・ボンバ、日本が売られる)
    優生思想や体現している実体の存在、ナチスアメリカは頭に入れておこうと思う。
    軍需複合体、人体実験、カルト教団、このあたりはまだまだ知らないことだらけ。

  • ナチスが掲げていた優生学・優生思想とはどんなものか。
    それが現在においてどのように扱われているかが綴られた一冊。
    話の筋は通るのですが、陰謀論の色が濃いので易々とは納得はできません。
    ナチスドイツ人が、南米・アメリカ等に戦中戦後に亡命したことは真実でしょう。
    しかし、現代に至るまで影響を及ぼせるほどの力が、彼らに本当にあるかと疑問に思います。

  • 優生学にはある種、魔力めいた魅力がある。冷静に考えれば、狂気そのものであるが。
    優生学を考えるとき、重要なのは学問としての優生学と思想(宗教)としての優生学をきちんと区別しなければならないこと。
    優生学においてもっとも重要なのは、何をもって優秀とするか、その価値基準にある。
    優生学は科学ではない、神殺しの人類最後の宗教である。

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著者プロフィール

1961年カナダ生まれ。ジャーナリスト。上智大学比較文学科を経て、カナダのブリティシュ・コロンビア大学卒業。米経済紙『フォーブス』の元アジア太平洋支局長。著書に、『日本がアルゼンチン・タンゴを踊る日』(光文社)、『メルトダウンする世界経済』『闇の支配者に握り潰された世界を救う技術』シリーズ(イースト・プレス)、『分断される世界経済』『戦時体制に突入した世界経済』(清談社Publico)、『一神教の終わり』(秀和システム)、『破滅する世界経済と日本の危機』(かや書房)など多数。

「2023年 『ディストピア化する世界経済』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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