変わるしかなかった。

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  • Amazon.co.jp ・本 (228ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784584136270

作品紹介・あらすじ

勝つためにカープも変わり、僕も変わった。勝てないチームから勝てるチームへ-。意気込みが空回りして負け続けた1年目。勝つために引くことを選んだ2年目。土壇場でAクラスを掴み損ねた3年目。16年ぶりのAクラス、初のCSに導いた4年目。それでも勝ちきれなかった監督最終年。今振り返る、葛藤の日々-。監督・野村謙二郎の5年間。

感想・レビュー・書評

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  • カープ好き、
    野球好き、
    野村謙二郎好き、
    な人にはぜったいおすすめです。

    監督として、どんな覚悟で何を考え選手に何を伝えたかったのか。
    その想いを感じることができる一冊でした。
    賢い人なんやな、とも。

    自分に返せる言葉も多く、タメになります。

  • 自分がカープファンを自任するようになったのはマエケンが沢村賞をとった年だったので、まさにノムケンが監督になった頃。チームが変わる転機にちょうど重なったのはたまたまかもしれないけど、いい時期にカープファンになったんだなあと今さらながら思う。暗黒時代も黄金時代もずっと応援してきた人たちには申し訳ない気もするが。実際に見てきたチームのことなので思い入れもあるし、監督はあの時こんなことを考えていたのか、選手とこんなやりとりをしていたのか、など興味深く読めてとても面白かった。いい監督だったと思うな。一度離れて改めて感じることもあるだろうし、近い将来、また監督をやってほしい。

    ちなみに生粋のカープファンであるうちの父はノムケン嫌いなので、たぶんこの本を読んでも、チッかっこいいことばかり書きやがって、くらいにしか思わないかもなーなんて(笑)

  • 迷将→名将へと進化したノムケンの監督生活5年間を振り返っているが、やっぱりなぁと思う采配記述が多数で頷ける。
    結果的には、未来へ繋がるteam編成出来たから合格点かな。
    いつかまたcarpへ戻るときは、更なる飛躍、期待しよう!

    *欲を言えば、1年毎に一冊ずつ刊行して欲しいくらい。
    team事情丸裸になるから無理ダケトネw

  • 27041

  • 広島東洋カープでの監督時代である5年間を野村謙二郎元監督が自ら振り返っている。監督就任当初はDH 今村事件や迷将ノムケン、カープファンからの苦情など、他球団ファンながらこの人は本当に大丈夫なのかと首を傾げてしまうような采配ばかりだった。しかし、監督の就任年数を重ねる毎にとても良い監督に成長をし、名将に育ったのではなかろうか。いち早く、若手の育成に取り組み、万年BクラスだったカープをCSにまで導いた苦労は並大抵のものでは無かっただろう。ノムケンにはもうちょっとカープの監督をしてほしかったのが本音である。

  • 我らが名将野村謙二郎の著書。なのだが、サファテミコライオ交代事件など、メイショウノムケン時代の反省も正直に綴られている。ファン目線では、選手時代の熱血モチベーター路線を捨て知将路線であろうとしたことが失敗だと見られたのだが、彼目線では熱血モチベーターすぎたことが失敗で、選手目線に降りてのモチベーターとなり成功を収めたということだったようだ。どちらが正しいかはわからないが、いずれにせよかなり内幕は打ち明けられているのでファン必読ではある。

  • 本人による5年間の野村カープの総括。野村監督が名将なのか迷将なのかファンそれぞれ評価は分かれるだろうが、少なくともこの5年間でカープは優勝を狙えるチームになった。その5年間の苦闘が素直に記されてる。
    ただ、5年間彼が追い求めた監督像は少しぐらつきすぎか?頑固なくせにぐらついてるように感じた。少なくとも彼はコーチを経てから監督すべきだったのかなとは感じる。
    諸手を挙げて名将とは言えないが「ギリ名将」と評価すべきか。彼には将来2次政権があるだろう。その時に確固たる名将になってくれればいい。

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著者プロフィール

1966年生まれ。ドラフト1位で広島東洋カープに入団後、ゴールデングラブ賞や盗塁王、最多安打など数々のタイトルを獲得。通算2000本安打を達成し、史上6人目となるトリプルスリーも記録した。現役引退後は 2010年から広島カープの監督を5年間務め、2013年に16年ぶりのAクラス入りを達成、球団初のクライマックスシリーズ進出を果たした。2014 年には球団シーズン勝利数歴代2位の74 勝をあげ、2年連続Aクラス入りし、 優勝争いを繰り広げた。

「2016年 『広島カープの血脈 』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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