お母さん二人いてもいいかな! ?

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感想 : 19
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  • Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784584136799

感想・レビュー・書評

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  • もしこれが知人が茶飲み話として「実は…」と語りだしたお話なら、もちょっと素直に受け容れられるかもしれんけどねぇ。
    う~ん なんだろう?スッと入んない。ぃや 入らせたくないんだな、この感覚は。

    絵柄が苦手ってこともあるしLGBTsとは無関係にこの著者さんの言いたがってること(と私が受け留めたもの)が、どうもしっくり来んのね。
    う~ん そうだな~。
    懐かしの『中学生日記』観てた時に似てるかなぁ。
    うん 仰っていることは正論なんだけどさ、自分が子育てや誰かを好きになることに対して理論武装の必要性を考えたこともない呑気な人間だからなのかなぁ?
    敢えてひと言で表すと、このひと達 「窮屈」。

    あとね、ダダ漏れする「私を愛して」感を受けとめるには私は自分が大好き過ぎて手一杯で無理無理だ。
    器が小さいんだ、ごめんよ。

    ただ、私も虫が苦手なんで、子供の為に頑張ったってとこは素直に尊敬するんで、そこに★ひとつ追加。

  • いろいろ引用して感想を書こうと思います。法には触れないはずですが、この感想を読む人に自衛してもらわないと面白さが違うと思うのでよろしくお願いします。


    レズとかうつとかは別に特別なことだと思わないんですけど、人との向き合い方が丁寧すぎて変な顔しながら読んでいました。
    わたしは作者さんの作品はこれがはじめてなので、新しい価値観にあったような顔してました。
    ・病気に責任おしつける とか
    ・氷はまた凍る→安心する練習 とか
    ・私今の演説で~元気になるべきなんて思ってません~全否定しても大丈夫 とか
    ・身近な大人に徹底的に愛されてくれ とか
    言い回し?優しすぎる違和感みたいなものを感じていた。これが別の人間の価値観を理解しようとすることなのかな。(上記の価値観に異論があるというわけではないですよ、勿論)

    ・キヨちゃんの抱えている負の感情を常に全肯定します。(P59)
    とか、サツキさんも頭の良い女性だし、…やさしさというかこの抜粋部分は聡明さからくる慈愛だと思うのだけど。

    人との向き合い方が丁寧で、なんでこんなに本音で話し合っているのかと思いながら読んでいた。
    まっとうな人間関係すぎる。
    システマチックな家族間のやり方といい、本書を通して読んで、丁寧すぎるくらい丁寧な人間関係を見て、「いいなあ」と思うよりも違和感を感じた自分の気持ちもつかみきれない。
    ただ、
    「…今さら100%どうしようもない条件引っ張り出してきて「良かったのにね」だなんて 同情マークの不幸の烙印押されてもどうすらいいの」(p144)
    「自分のせいじゃないときは逃げていい」(P150)
    「この悩み方がもうね
     尊厳を傷つけられた証拠なんですよ…
     納得してください
     自分は完全なる 被害者だと」(P156)
    「今 苦しいなら 100年経っても 今の話です…
     今さらじゃないです…」(P157)
    「犯人がもたらした幸せなんてありません…
     幸せになるたび ご自身の英断を褒めてください」(P160)
    とか、この方の著作からは新鮮な感情をうけとるので、もっと読める機会があればよいなと思った。もうちょっとしたら読むと思う。


    あと、雨宮まみさんとおかざき真里さんの「ずっと独身でいるつもり?」を読んでいたから、「独身でも既婚でも等しい保障を」はやはり日本のこれからの課題なのではないかなと思った。

  • お母さんが二人いてもいいと思います。「家族」であることにあぐらをかいて、何の努力もしていない家族より、悩んで学んで話し合って考え続ける「家族」の方が、よっぽど健全だと思います。

  • 同性カップルの話なのでこういうタイトルではあるけれど、描かれている内容はといえば、普通の家族の話で、日々のことを面白おかしく真面目に素敵に描かれた本。ホントに素敵な家族と著者を巡る素敵な人たちの話。
    感動もしたし笑いもしたけど、一番驚いたのは、珍先生が漫画家以外にたくさんの仕事をこなしてるってことろだった。

  • 考えさせられるけど、重くない。重くないといいつつも、ずっしりしたセリフが多いという。作者に対しては尊敬という言葉が出てくる。

  • レズビアンであることはこの本のメインでは無いように感じます。それは家族の多様性の範疇かなと。
    それよりも、虐げられてきた環境や鬱により自分を傷つけざるを得ない人に対する対応がとても印象に残りました。

  • 201511/中村珍はこの人にしか描けないことを、この人にしか描けない表現で放ってくるので好き。ただ、子供側はしなくていい思いを抱えさせられ、必要以上に早く"オトナ"にさせられてしまうので、そこは切ない。勿論そこもわかった上で、だろうけど。いろいろなカタチの家族があっていいしもっとみんなが生きやすい世の中になればいい。第7話の、「どっちの?」って泣けた…。

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