死ぬ前に後悔しない読書術

著者 :
  • ベストセラーズ
3.20
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本棚登録 : 206
感想 : 24
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  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784584137130

作品紹介・あらすじ

偉人に学べば、人生は確実に変わる!「情報を仕入れるための読書」から、いい加減、卒業しよう。

感想・レビュー・書評

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  • マクドナルド人間という言葉がおもろい。昔から某ノーベル文学賞候補に挙げられるあの方の小説はハンバーガーじゃないかとは思っていたが、やはりそうなのか。ハンバーガーは好きだから彼の本はさらりと読んでいた。
    ところが、これを読まないのは頭がおかしいと言われたものがゲーテですと、とほほ……。ゲーテが生涯をかけて獲得したものが、一冊千円もしない岩波文庫三冊で手に入るわけで、図書館なら無料と言われてもねぇ。
    読書も食事も質の高い物をよく噛みしめて摂取しろと言うことですね。それで、「ゲーテとの対話」を読むことにしたが感想はすぐには書けないと思うのだった。
    この本もホットドックを食べるが如くさらりと読んだが、内容は「三代目た○め○けん」のカツサンドを食べるぐらいの価値はあると思う。

  • 本書では、『大人の読書』について書かれています。
    安易に答えを求めるのではなく、先人の思考回路をたどり直し、真っ当な価値判断を身につけなければなりません。
    また、『子供の読書』が知的武装により、自己を正当化するものであれば、
    『大人の読書』は読書により、武装を解除しなければならない。
    軸は自分で作るものではなく、歴史にある。その歴史にある軸に自分を合わせていくこと。そのために大人の読書は必要です。

    そのためには古典を読むことが推奨されています。
    そもそもら古典とは何か?
    どんな古典がおすすめか
    具体的な読み方なども本書で言及されています。

    最近読む本には「自己から離れる」「先人や過去から学ぶ」「疑う」「思考回路をたどる」など多くの共通点が書かれています。古典の古くさいイメージも本書で払うことができたので、毎月一冊は古典を読むようにしたいと思います。

  • 【推薦コメント】
    情報を収集するためだけの「速読術」や「記憶術」ではなく、自分の中で明確な価値判断基準を作るための読書術を本書では説いており、情報が氾濫し、AI技術が台頭する社会を生きていくうえでぜひ読んでほしい一冊です。
    (工学研究科 M1 )

    【所蔵館】
    総合図書館中百舌鳥

    大阪府立大学図書館OPACへ↓
    https://opac.osakafu-u.ac.jp/opac/opac_details/?reqCode=fromlist&lang=0&amode=11&bibid=2000940696

  • 【請求記号】019.2||T
    【資料ID】91160171

  • "著者の文体は好みでは無いが共感できる点は多々あった。
    ゲーテとの対話
    世界文学全集
    三島由紀夫
    はいずれ読みたいと思った。"

  • レビュー省略

  • 20180517 この作者の考え方を理解したくて読みやすいところから読んでみた。自分の意識に壁を作るというは無いと思っていたのだが人の意見を読めばやたら壁ばかりと気づく。この本で気になった本から又読んでみようと思うあ。

  • あえて著者が分類した読書論系の本の中に本書を位置づけるなら…二つ目(自分がどれだけ本を読んできたかという自慢話云々…)になっちゃうのかな…という気配を感じてそこだけブーメランでは?という気がした。いや、5つ目の「読書の本質を語る」の部分もあるとは思うんですが。大抵のことはたかり尽くされているのだから自分で書くことは何もない、というのは本当だろうけど引用が多いと2つ目の旧弊に陥る危険性は高くなってしまうよなぁと思った。いやテンション高い著者語りの部分も面白いので私は好きなのですが。

    たまにブーメランかなって思う点もあるけど、たしかにこう…「情報を得るための読書偏重」ってのは最近の風潮にあるのかなと思うし、政治に「正解」を求める姿勢が今の混迷を生んでいるのでは…ってのはなるほど…みたいな…。

    この手の書き手にしては若めなのもポイント高い。テンション(語気)強めなのも若いからかな、みたいな感じ。ゲーテや三島の引用部分にうなづく部分が多く、そもそも大抵のことはいままで言われ尽くしているのだから新たにいうことなんてない(だから本を書くとしても引用だけで良い(超訳))ってのは納得。“太陽の下に新しきものなし”なわけですな。

    光が丘図書館019

  • 著者のアクはつよいけど、古典を読む後押しにはなる。ゲーテとの対話を猛プッシュしていたので、読んでみようと思う。
    (引用)自分の頭で考える暇があるなら、偉大な人間が書いたものに学ぶべきです。そこに思考回路は出揃っているわけですから。

  • 「いつまでなら、とりかえしがつくのか?20代だったら十分間に合うと思います。(中略)30代だったら、かなりきついでしょう。」という文章、正誤は私には判断できないけれど読んだときから刺さっている。もう5年程しか残っていない。

    年齢を重ねることはマイナスなことばっかりじゃないと思う。でもそれも結局は今の積み重ねでしかない以上好転させたいならどこかで変わる必要があるし、そう考えた時にとりかえしがつく最後のラインは存在するんじゃないかなと思う。

    この本が転機になるといい。
    読まず嫌いを克服して本を読まないと。

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著者プロフィール

1975年、山梨県生まれ。作家。ニーチェの代表作「アンチクリスト」を現代語訳した『キリスト教は邪教です! 』『小林秀雄の警告 近代はなぜ暴走したのか?』『日本をダメにした B 層の研究』(ともに講談社)、『日本人は豚になる:三島由紀夫の予言』『日本をダメにした新B層の研究』(ともにベストセラーズ)ほか、祥伝社新書に『コロナと無責任な人たち』『100冊の自己啓発書より「徒然草」を読め! 』『ニッポンを蝕む全体主義』。『思想の免疫力 賢者はいかにして危機を乗り越えたか』(中野剛志氏との共著、 ベストセラーズ)など著書50冊は以上。

「2023年 『古典と歩く大人の京都』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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