- Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
- / ISBN・EAN: 9784584138083
感想・レビュー・書評
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子供を産むか産まないかは、自由に決めていいものなんだと改めて思えた。
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最高。
文章が面白いところがまず素敵です。
私はこの人と結構考えが似ていて
もともと子供が欲しくないのに
年齢で、欲しい気がしてしまっていた。
マイノリティへの恐れもあったと思う。
こんなふうに、気持ちを楽にしてくれるから
やっぱり本て生きていくうえで欠かせない味方だね、と思う。
私の味方は
夫・スイカ・アボカド・山芋・本
である -
国立女性教育会館 女性教育情報センターOPACへ→https://winet2.nwec.go.jp/bunken/opac_link/bibid/BB11415435
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2022年2月6日読了。
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読み始めたときは、このテーマに関して社会への恨み辛みを書きなぐりながらじゃないと読めなかったけど(本当にしんどいのだ、生む生まないの話。)、筆者が私より年上のときにはじめて子供がほしいと思ったとわかったら、なんだか急に落ち着いた。そういうこともあるよな、私もその年齢になったらそう思うかもしれないし、今生みたいと思っていないことを悪いことだと思わなくていいかもな、と。
生まなかったことをこんだけフラットに書けるひとはなかなかいないと思う。すごいエンパワメントしてもらいました。こどもを生もうが、生まなかろうが、結婚しようが、しまいが、自分を主語に生きろ。という一貫したメッセージが本当に力強く温かかった。
助かった。 -
赤裸々。でも、こんなことしてこれだけかかってって、知りたいことが書かれてる。不妊治療の詳細なんて、なかなか聞けないし教えてもくれないだろうから。正直、なんでそこまでしてとしか思えないけど、魂売っても産みたいって人もいるんだろう。でも私の知ってる不妊治療で産んだ人ってみんな、子供への対応ひどいんだよな。憎んでんの?って思うくらい。過保護なくらいに世話はするけど、子供に何か言う時大抵ディスってる(¯―¯٥)
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幸せのハードルを下げる
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これまで自由に恋愛や仕事にいそしんできた著者。
結婚して子どもがほしくなって不妊治療をし、上手くいかなくてモンモンとした日々を振り返ったエッセイです。
とにかくパワフルでエネルギッシュな方!
そんな方でもうじうじと悩んでしまうのが、子どもについての気持ちです。
人によっては言い回しや考えが「ワガママ、偉そう」と思うかも。
(現にそういったレビューを見ました)
私は不妊治療に片足だけ踏み入れ、今はもう子どもは望めません。
子なしで生きる人生をだいぶ受け入れてきた状態です。
自分のなかで「子なし」を受け入れ始めている方なら、スッキリさっぱり読めると思います。
文章を本業にしている方だけあって、ハッとする内容も多く、自分では表現しきれなかった気持ちを言葉にしてもらえる感覚になりました。
まだ暗中模索の場合は、言葉のパワーが強い方なので、一瞬でも穏やかな気持ちになれたときに読むのを推奨します。 -
ザクザクっとしたエッセイで、気持ちよく読めます
著者本人がさまざまな体験の中で感じたことを率直に書いています。子どもどうしよう?という女性が読んでもいいと思います -
産む、産まないをテーマに女性が
ポジティブになれるようにと編まれている。
著者の結婚観、仕事観、不妊治療といった
出産周りのことから
幼少時代、友人や家族に対する考察と距離感
老後のビジョンと、腹の内を晒した作品。
結局は主語を自分にして、みんな違ってみんないい
ということなんだけど、そう簡単にはいかない。
わかっていても周りは気になる
でもみんな腹の内は見せてくれないので不安になる。
そんなジレンマを打ち砕くように
世間的にはキテレツだけどしみじみ幸せ
のサンプルを提示してくれている。
どんなでも大丈夫だよと大手を降ってくれているようだ。
育児における男性の不全感にについて
言及しているところが印象的だった。
産む、産まないになると女性が中心で
もちろん女性にしかできないこと多いのだけど
隣にいるはずの男性にフォーカスし忘れていた。
彼らもプライドズタボロにされながら頑張っているんだ。
労い、賞賛せねばならない。