- Amazon.co.jp ・本 (332ページ)
- / ISBN・EAN: 9784584138953
感想・レビュー・書評
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貨幣やデフレの仕組みが分かりやすく解説された良書だと思います。
なぜ日本が30年以上も停滞し続けているのか。
歯痒い思いを感じていた私にとって、まさに目から鱗と言った内容でした。
ただ、そこまで単純明快な解決方法にも関わらず、なぜ政治家や官僚が間違った政策を取り続けているのかという疑問は解消されませんでした。
次は逆にMMTに批判的な本を読んでみたいと思います。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
前半は良かった。経済の中身をわかりやすい実例で説明されていて、筆者の「これ以上分かりやすく書けない」って言葉も事実だった。だが、後半から色々な経済学者や政府の経済対策の批判が綴られ続ける…。自分には基本的で中立的な経済について勉強不足だったので、筆者の意見が全て正しいのか判断出来なかったら。基本的な知識を身につけてからもう一度読んでみたい。
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デフレは良くないね
もっと経済について勉強しようと思った -
面白かった。
デフレの日本で、インフレ政策をずっとやってるから日本はデフレから抜け出せないって、すごく納得。でも、これが本当なら、日本は何でいつまでも間違った政策をやっていて、他の経済学者とか専門家は指摘しまくってくれないの??
この話が本当なほど、日本はヤバいよね。 -
平成日本の経済停滞はデフレ(需要不足・供給過剰)なのに、インフレ対策である金融引き締め、規制緩和やグローバル化を行った。その結果、デフレから脱却できず経済成長できなくなった。貨幣供給量を増やすのは借り手の資金需要であり、デフレ下では政府が財政出勤するしかない。自国追加発行権を持つ政府は財政赤字でも破綻しない。
日本経済は少子高齢化だしもう何やってもダメ的なあきらめ感が、やり方が間違ってた、正しいやり方があるというなら、是非やって欲しい。 -
◯税金とは、物価調整の手段なのです。財源確保の手段ではありません。(152p)
★素人にもわかる理屈を積み重ねると、(デフレ下では)財政健全化はすべきではない、とかグローバル化は抑制すべき、などの一般に信じられているのとは逆の結論が出てくる。
★少なくともMMT理論の中身を知らずにナンセンスと決めつけるべきではないだろう。量的緩和をやっても、マイナス金利政策をやっても、現実にデフレは脱却できていない。 -
今まで自分の知らなかった概念や、ニュースでも聞き流していた言葉の裏側が分かりやすく説明されており、普段経済学と関わりの無い自分でも、読みやすい内容だった。
第二章の経済学の要人が唱えている理論の批判的検討も、かなり目新しくて面白かったが、批判された側の意見も是非読んだり聞いたりしたい。 -
MMT関連の名著と言われているので読んでみた。
内容としては、第一章はタイトルにふさわしい内容だと思う。
第二章は、著者の経済学の閉鎖性、論理の空虚さ(実用性の無さ)に対する不満が出すぎかな笑 -
デフレ対策について議論
財政赤字を進めるべきというかなり通常とは異なる意見
読んでると確かにそうかなとかなり思えてくるんだけどやはり無限に国債発行は抵抗がある
これに、回答反論するような書籍ってないのかな
たしかに今の政府は消費税増税やらなんやらでほんとに経済よくする気ある??とは思う