アァルトの椅子とジャムティー

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  • ベストセラーズ
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レビュー : 8
  • Amazon.co.jp ・本 (189ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784584159040

感想・レビュー・書評

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  • フィンランド情報収集により。
    ほとんどタイトルだけで内容を判断して手に取ったが、中身は「アールト」よりも「おいしそう」な印象が残る。
    それもそのはず、著者は料理スタイリストだったのだから。
    ちょっと個人的な話が長いときもあるが、ゆったりとした空気が伝わってくる本。

    デンマークのパンはおいしい/すぐ手の届くところに本を置いておくことで、熟読とは違う刺激の与え方ができる

  •  なんておしゃれなんだろう。衣食住にまつわる物事をこれほどシックにまとめた本は、初めて手にした。

    『アァルトの椅子とジャムティー』は、自分の肌に合うものを、時間をかけてじっくり知っていくライフスタイルを綴ったエッセイ集だ。ことん と深く、「毎日が大切になる41のお話」がおさまっている。

     座り心地の良い椅子や、使い勝手の良いお皿、使えば使うほど味を増す道具たちに囲まれて暮らす。丁寧な手仕事の匂いを楽しみ、おいしいものを楽しく作って食べて、たくさん散歩する。満ちては引いていくような心地好い文章が、センスの良い写真で彩られている。

     主婦向けのお料理や雑貨の本には、力こぶを作って懸命にハッピーさを訴えるものもあるけど、何が何でもほのぼのしようとする無理さが祟って垢抜けないことが多い。
     でも、この本の作りは、さりげなくおしゃれ。堀井和子さんの文章は、気負ったところがなくて涼しげ。日常の中でふとアンテナに引っかかるものがあったり、旅行中に心を揺り動かすものとめぐり遭ったりするらしい。力みなく落ち着いていて、ほどよくたれている。

     半分までは、素敵だなぁ素敵だなぁと、ため息ついてめくってた。

     半分を過ぎた頃、すこし怖くなってきた。

     あたしの中には、こんな風に上質なモノに囲まれた快適生活に浸りたくなる気持ちが、確かにある。けれども、そこに埋もれて過ごしていたら、精神が臥せってしまうのではないだろうか……?

     本に書かれてあるだけが著者の人生ではないのに違いない。それに、いざ実践してみると暮らしを整えるというのは決してキレイ事ではなく、手間暇のかかる作業の連続のはず。
     しかし、ドストエフスキー読んじゃったからかなぁ……? 不思議なほどコンフォートゾーンから出てこない暮らしぶりを読んでいると、何かと格闘したり苦闘したりする文学作品が、ひどくなつかしく思えた。

     ゆったりとした穏やかな暮らしに、憧れもあれば恐れも抱いている。そういう自分の気持ちに気づかせてくれるのも、読書の面白さなのだ。

    カルチャーレビューサイト『khipu』掲載分
    <コンフォートゾーンへの憧れと恐れ>

  • 堀井さんの、生活やインテリアに対するこだわりがたくさん詰め込まれています。
    写真も素敵で、自分の部屋をもっと綺麗にしたくなりました

  • 結構前に買った一冊。そういえば、私が北欧デザインという初めて存在を知ったのも、この本だったかも。堀井さんのあたたかい日常エッセイも好きで、ずっと手元に残っていた1冊。この頃からも、生活というものを大切にしようとしてたんだ。私。

  • ゆったりとした時間が流れている。北欧のデザインに囲まれた、生活。誰の真似でもない、堀井和子さんのライフスタイル。あこがれの生活です。

  • とても上質な暮らしをされている作者のエッセイ集。自分の暮らしと重なる部分が無くて・・・。エッセイは共感できる部分が無いと読むのが辛い。文章も自分には合っていなかった。

  • 北欧に行きたくなる一冊。堀井和子さんのライフスタイルに憧れます。

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著者プロフィール

ほりいかずこ●1954年、東京生まれ。上智大学フランス語学科卒業。中学生の頃からの料理好きが高じて、料理スタイリストになる。1984年から3年間、夫の仕事でニューヨーク郊外で暮らす。帰国後、シンプルで洒落た食情報や料理を紹介。おいしいと思ったもの、素敵だと感じた生活空間を、写真、文、イラストを自らも手がけて伝える単行本が人気。その徹底した美意識と、文章の行間がかもし出す自由な雰囲気に惹かれ、熱烈なファンが多い。 2011年には「一丁目ほりい事務所」を設立。若手作家とコラボレーションをして、オリジナルのテーブルウエアなどを製作している。

「2014年 『北東北のシンプルをあつめにいく』 で使われていた紹介文から引用しています。」

堀井和子の作品

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