- Amazon.co.jp ・本 (239ページ)
- / ISBN・EAN: 9784584183717
感想・レビュー・書評
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12年前の著書だが、本書で指摘された問題点は改善されるどころか、文科省の天下り先を作るため、さらにアホダラ大学が作られた。アホダラ大学は幼稚園と一緒だな〜。
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分類=政治家・エリート・文科系。98年11月。
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私は文系(と言っても短大だけど)。
プルプル震えながらこの本を手にとってみた。
文科系は「国を滅ぼす」「お粗末」「ぶざま」「理工系エリートのひとり勝ち」
と散々である。
とは言っても、この本の「文科系」「理工系」というのは
「文科系エリート、指導者」「理工系エリート、指導者」のことを指す。
一般の文系出身者のことではない。
山一證券倒産時の社長を例にとり
この国の文科系出身指導者や政治家はなっちゃいないと述べる。
このように文科系エリートと理工系エリートの間に溝が出来るのは
戦後の新制大学の制度に問題があるとのこと。
だったらどうすれば良いのか。
日本の高等教育を根本からひっくり返せば良いとのことだ。
受験戦争を無くせ、
哲学を教え込め、法学は学問ではない、
デジタルTVを利用して講座を増やせ、
またそれを中高生にも受講させろ
・・・等々。
そんな夢みたいなことはどうでもいいんだけど
(実現するとしてもいつになるかわかんないし)
筆者が勝手に(?)決めた
歴代総理大臣の偏差値は興味深かった。
ペーパーテスト以外の要素ということで
「面接」「小論文」も加味してある。
これはマスコミでの発言を検討して
面接試験をしたものと同一の判定をしたらしい。
これによると、46年吉田内閣以降
偏差値最高値が鳩山氏の80、
最低値が田中角栄氏の55。
そ、そうなの?