- Amazon.co.jp ・本 (359ページ)
- / ISBN・EAN: 9784584189795
作品紹介・あらすじ
航空特攻、水中特攻、大和特攻。「特攻」作戦の極致がここにある。360枚、新発見写真多数の決定版。米軍撮影の鮮明、迫力、臨床感あふれる写真。攻撃記録、隊員名簿により特攻の現場と戦果、偉勲がすべて解明。
感想・レビュー・書評
-
201343.写真からその時の様子が伺えて、胸が苦しくなる。大破した航空特攻機の前に数名の米兵。少し嘲笑を浮かべている。提供が米国からだから仕方ないのだけれど、見ていると憤りと悲しさを覚える。でも、同じ様に米兵の命もたくさん失われたのだよね。写真だけでいろいろ考えさせられる一冊。私の戦闘機好きの原点は航空特攻から。
詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
マニアックすぎてついていけない。
-
<意外に効果的だった?>
秘密解除された米軍資料では、1944年10月から1945年3月の期間、特攻実施356回、命中140回で39%、命中と至近弾被害とを合わせると56%にもなっていた。 -
これは保坂『「特攻」と日本人』とは正反対.異様に事実関係しか無い本.主に米軍の資料に典拠し,国内資料を付き合わせて検証してあるので確度は高そうだ.写真が多いので参考資料としての価値は高い.些事だが,特攻隊士卒を「壮士」と表記しているのは,他が客観的既述に徹しているだけに,その単語だけが浮いている印象を受けた.
なお,機密解除された米軍資料による特攻の有効性分析数値 (従来思われていたより遥かに有効性が高い) については,どうもデータ処理に恣意性が紛れ込んでいるような気がするのだが,私もまだ掲載された生データを分析してみていないので判断は先送り.