上杉謙信の夢と野望 (ワニ文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784584393949

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  • 上杉謙信は何故カッコいいか?きっと滅びる側に殉じた楠木正成、真田幸村、土方歳三と一緒なのだろう。謙信は戦国時代の佐幕派である。幕府と共に滅びなかった故に見えなかったけれど、戦国を終わらせようと奔走する姿がここにある。時に思惑と外れたり、裏切られたり、謙信の理想が現実に足を引っ張られる。そんな実像を推理考察しながら書かれた評伝の良書。謙信スキャンダルである男色や人身売買の実際も考察。著者は謙信贔屓に違いないけれど、実際の謙信も立派な人物であることは間違いない。ワニ文庫は歴史雑学本ではなく、こんな良書を今後も復刊して欲しい。蔵書とする。

  • 仕事の資料として拾い読み

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著者プロフィール

乃至 政彦(ないし・まさひこ):歴史家。1974年生まれ。高松市出身、相模原市在住。平将門、上杉謙信など人物の言動および思想のほか、武士の軍事史と少年愛を研究。主な著書に、『戦国の陣形』『平将門と天慶の乱』(講談社現代新書)『謙信×信長 手取川合戦の真実』(PHP新書)がある。テレビ出演、監修、講演などでも活躍する。

「2024年 『戦国武将と男色 増補版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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