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- Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
- / ISBN・EAN: 9784584393949
感想・レビュー・書評
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上杉謙信は何故カッコいいか?きっと滅びる側に殉じた楠木正成、真田幸村、土方歳三と一緒なのだろう。謙信は戦国時代の佐幕派である。幕府と共に滅びなかった故に見えなかったけれど、戦国を終わらせようと奔走する姿がここにある。時に思惑と外れたり、裏切られたり、謙信の理想が現実に足を引っ張られる。そんな実像を推理考察しながら書かれた評伝の良書。謙信スキャンダルである男色や人身売買の実際も考察。著者は謙信贔屓に違いないけれど、実際の謙信も立派な人物であることは間違いない。ワニ文庫は歴史雑学本ではなく、こんな良書を今後も復刊して欲しい。蔵書とする。
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