- Amazon.co.jp ・本 (344ページ)
- / ISBN・EAN: 9784585220299
作品紹介・あらすじ
現実の苦悩を経た者への共感や鎮魂の念が、「死者が生者の世を支配していく」構造、「現人神」としての信仰へと結実し、多種多様の物語、和歌、絵画が生み出された。社会の広範な層に浸透した中世天神信仰は如何に形成されたのか-諸資料の多角的な読み解きにより、日本人の宗教観・精神史における天神信仰の意義を解明する。
感想・レビュー・書評
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無駄のない、論理的な文章にもかかわらず、優美な語り口調で、すぐにお話に引き込まれました。
天神信仰がどのように成立し、浸透していったのか、絵巻や和歌を通して考えています。多くの絵巻、和歌等を比較した緻密な研究成果の集大成です。詳細をみるコメント0件をすべて表示
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