- Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
- / ISBN・EAN: 9784585270560
作品紹介・あらすじ
1963年1月1日、『鉄腕アトム』のテレビ放映開始。
限られた人材、乏しい経験のなか、試行錯誤の連続を経て、日本アニメの創成期は幕をあけた。
手塚治虫をはじめとする日本アニメ黎明期を支えた人々との交流、とり・みきや出渕裕ら、いまなお第一線で活躍する錚々たるクリエイターの巣となったパラレル・クリエイションの日々…。
日本アニメのオリジナル・シナリオライター第一号として、『鉄腕アトム』『エイトマン』『宇宙戦艦ヤマト』など、エポックメイキングとなる作品とともに歩んだ筆者が、貴重なエピソード・お蔵出しの資料とともに伝えるアニメ誕生秘話!
感想・レビュー・書評
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著者の本を最初に読んだのは「パラレルワールド大戦争」というタイトルだったか。だいぶ昔の話だ。豊田さんはアトムからエイトマン、ジェッター等本当に創世記からアニメにかかわり、ヤマトなども中心的な役割を担っていた。
手塚さんとの出会いや仕事ぶりに喧嘩別れの話し、筒井康隆の大阪千里の豪邸に居候し、豪華な朝食を食べさせてもらったのに、自分のアパートに筒井さんを泊めたとき、朝食にエイトマンふりかけをかけたご飯だけを食べさせた話、旧朝香宮家令嬢がアニメの仕事をしていた話、等面白く書かれている。
アトムのアメリカでの成功はアトムという子供が活躍することが、アメリカの子供たちに人気が出た理由だという。日本で子供は結構甘やかされがちだが、米ではかなり厳しく抑圧されている。早く大人になるよう躾けられている。欧米のヒーローに子供が出てくることが当時は無かった。それがアトム人気の大きな理由だという。松本零士と出渕裕の出会いも豊田さんが連れて行ったとのこと。それが無ければヤマト2199も無かったかもしれない。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
パラレル・クリエーション関連でとり・みきについて「義理堅い人間で、僕は、大いに尊敬している」との記述があり、ちょっとびっくりしました。豊田有恒から尊敬されるってすごいよね。
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電子ブック(KinoDen)
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https://lib-opac.bunri-u.ac.jp/opac/volume/745371 -
TVアニメシリーズは当初はアトムを始めとしてSFが主体だった。そのため、今から見ると錚々たるSF作家たちが脚本等に関わることになった過程が語られて興味を惹かれた。
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テレビアニメの創成期の様子をご自身の体験から語っています。宇宙戦艦ヤマトの企画者のお一人ですが、原作者はクリエイター(この場合は松本零士)でプロデューサーではない。と明快です。それにしても、この創成期に集まったSF界の面々は本当にすごいメンツですね。
著者プロフィール
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