源氏物語と平安朝漢文学

  • 勉誠出版
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  • Amazon.co.jp ・本 (336ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784585291732

作品紹介・あらすじ

平安時代の文人貴族にとって、漢の思想・文化は、ある種の規範かつ憧憬の対象としてあった。
なかでも白居易の詩文は日本に舶載されて以来、広く愛され、日本の漢文世界に深く根をおろすとともに、『源氏物語』などの物語文学を育む豊かな土壌となった。
仮名文学が興隆して国風文化が開花し、また一方で、漢文学的な文化潮流が再興し頂点に達した一条朝の時代―。その時代に花開いた和漢の作品を丁寧に読み込み、そこにあらわれる表現を丹念に分析することで、和の内なる漢のあり方、和漢の交響を文学史上に位置付ける。

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著者プロフィール

1975年生まれ。都留文科大学文学部国文学科教授。専門は平安朝文学。
主な論文に「『源氏物語』と中唐白居易詩について」(『2014年パリ・シンポジウム 源氏物語とポエジー』青簡舎、2015年)、「『源氏物語』准拠の手法と唐代伝奇・中唐の文学観」(『中古文学』第95号、2015年6月)、「『源氏物語』と「長恨歌」―正編から続編へ」(『源氏物語 煌めくことばの世界 2』翰林書房、2018年)などがある。

「2019年 『源氏物語と平安朝漢文学』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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