三井大坂両替店の顧客信用情報 享保一七年から明治二年まで

  • 勉誠社 (2024年3月29日発売)
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本 ・本 (768ページ) / ISBN・EAN: 9784585320425

作品紹介・あらすじ

三井家の元祖・三井高利は、江戸呉服店開業ののち、呉服の仕入れを円滑にするために、為替・両替・融資業務を担当する両替店の設置を進めた。
江戸を皮切りに、京都、大坂へと版図を広げた両替店成功の背景には、「果たしてその顧客に融資し、確実に回収できるのかどうか」を判断するための信用管理システムがあった―。
これまで全貌が明らかにされてこなかった、享保17年(1732)から明治2年(1869)まで欠年なしで残された三井大坂両替店の信用調査書(「日用留」、「日用帳」、「聴合帳」)を翻刻し、参照・検索しやすいようデータベース化して収載。
調査対象件数は実に3,108件、複数人が連印で借入を希望した場合も多々あり、それらを含めると調査対象人数は3,825名にも及ぶ。
大商人から借家人に至るまで、大坂両替店の手代が入念に調べた顧客の提供担保(所有する家屋敷や品物)や年齢、家族構成、人柄、業種、家計(経営)状態を知ることができる必備のレファレンスツール。

著者プロフィール

萬代 悠(まんだい・ゆう)
1987年大阪府生まれ。
関西学院大学大学院文学研究科博士課程後期課程文化歴史学専攻日本史学領域単位取得退学。
博士(歴史学)。
三井文庫研究員。

「2021年 『近世畿内の豪農経営と藩政【オンデマンド版】』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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