哲学の余白 上 (叢書・ウニベルシタス 771)

  • 法政大学出版局
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  • Amazon.co.jp ・本 (368ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784588007712

作品紹介・あらすじ

記号論,言語論,時間概念などをヘーゲル,ハイデガー,ルソー,ソシュール,フロイト,フッサールらとの関わりで論じた,脱構築の基本思想を知る上で不可欠の文献。

感想・レビュー・書評

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  • 差延の説明がある。

  • [ 内容 ]
    デリダの脱構築の基本思想が明らかにされる重要なテキスト。
    序説とも言える「タンパン(鼓膜)」、エクリチュールの問題から脱構築を説明した「差延」、ヘーゲルやハイデガーの時間概念を論じた「ウーシアとグランメー」、ヘーゲルの記号論に関する「竪坑とピラミッド」、ルソーの言語論についての「ジュネーヴの言語学サークル」などを収め、厳密かつ生成的な「脱構築」の必要性を説く。

    [ 目次 ]
    タンパン
    差延
    ウーシアとグランメー―『存在と時間』の或る注記についての注記
    竪坑とピラミッド―ヘーゲル記号学への序論
    人間の目的=終わり
    ジュネーヴの言語学サークル

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著者プロフィール

ジャック・デリダ(Jacques Derrida):1930-2004年。仏領アルジェリア生まれ。エコール・ノルマル・シュペリウール卒業。西洋形而上学のロゴス中心主義に対する脱構築を唱え、文学、芸術、言語学、政治哲学、歴史学など多くの分野に多大な影響を与えた。著書に『声と現象』『グラマトロジーについて』『エクリチュールと差異』『ヴェール』(シクスーとの共著)『獣と主権者Ⅰ・Ⅱ』ほか多数。

「2023年 『動物を追う、ゆえに私は(動物で)ある』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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