吐き気: ある強烈な感覚の理論と歴史 (叢書・ウニベルシタス 943)

  • 法政大学出版局
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  • Amazon.co.jp ・本 (852ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784588009433

作品紹介・あらすじ

18~20世紀の美学・哲学・芸術理論における「吐き気」の形象の変遷を包括的に検証し、西欧近代の〈美学=感性論〉の可能性の条件を浮かび上がらせた画期的な試み。古典主義美学における「吐き気」と「美」のあいだの交錯関係の考察、カントにおける「吐き気」の理論的・実践的位置づけ、初期ロマン主義における「腐敗」の詩学から、フロイト、カフカ、バタイユ、サルトル、クリステヴァにおよぶ。〔美学・思想〕

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著者プロフィール

(Winfried Menninghaus)
1952年生まれ。マールブルク、フランクフルト、ハイデルベルクでドイツ文学、哲学、政治学を学ぶ。『無限の二重化』で大学教授資格を取得し、1989年冬学期よりベルリン自由大学一般文芸・比較文学科の正教授。1994年よりイェール大学ほかアメリカ、フランスの大学でも客員教授を務め、2012年には『美の約束』でイタリア美学会国際美学賞を受賞。2013年よりフランクフルトのマックス・プランク経験美学研究所所長。日本語訳に『無限の二重化──ロマン主義・ベンヤミン・デリダにおける絶対的自己反省理論』(法政大学出版局)、『敷居学──ベンヤミンの神話のパサージュ』(現代思潮新社)、『吐き気──ある強烈な感覚の理論と歴史』(法政大学出版局)、『美の約束』(現代思潮新社)、『生のなかば──ヘルダーリン詩学にまつわる試論』(月曜社)がある。

「2020年 『ダーウィン以後の美学』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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