前キリスト教的直観 (叢書・ウニベルシタス 964)

  • 法政大学出版局
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  • Amazon.co.jp ・本 (260ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784588009648

作品紹介・あらすじ

暗い時代のヨーロッパで、不幸に苦悶する人間の魂のうちに光り輝く神の愛を求めたヴェイユ。現代のキリスト教的プラトニストとして唯一無二の存在である彼女が、ソクラテス以前の哲学者たちやピタゴラス派の幾何学的伝統、悲劇詩人たち、そしてプラトンにいたるギリシアの神話的〈ロゴス〉のうちに、キリスト教に共通する神の恩寵と神秘を見出す最晩年の思索の結晶。初の全訳・単行本化。

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  • 原書名: Intuitions pr?-chr?tiennes

    神が降りてくること(神による人間の探索;神と人間が承認し合うこと)
    恩寵の働き(『アガメムノン』註解)
    創造における神の愛(『ティマイオス』註解;『饗宴』註解;『国家』註解;『縛られたプロメテウス』註解)
    ピタゴラス派の学説について
    ギリシア科学史素描

  • ギリシア古典と聖書の間を自由に往復する。ギリシャ語の勉強がある程度進んだら、もう一度読んでみよう。

  • [ 内容 ]
    暗い時代のヨーロッパで、不幸に苦悶する人間の魂のうちに光り輝く神の愛を求めたヴェイユ。
    現代のキリスト教的プラトニストとして比類なき存在である彼女が、ソクラテス以前の哲学者たちやピタゴラス派の幾何学的伝統、悲劇詩人たち、そしてプラトンにいたるギリシアの神話的“ロゴス”のうちに、キリスト教に共通する神の恩寵を見出す最晩年の思索の結晶。
    初の全訳・単行本化。

    [ 目次 ]
    神が降りてくること(神による人間の探索;神と人間が承認し合うこと)
    恩寵の働き(『アガメムノン』註解)
    創造における神の愛(『ティマイオス』註解;『饗宴』註解;『国家』註解;『縛られたプロメテウス』註解)
    ピタゴラス派の学説について
    ギリシア科学史素描

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著者プロフィール

(Simone Weil)
1909年、パリに生まれ、43年、英・アシュフォードで没する。ユダヤ系フランス人の哲学者・神秘家。アランに学び、高等師範学校卒業後、高等学校(リセ)の哲学教師として働く一方、労働運動に深く関与しその省察を著す。二度転任。34─35年、「個人的な研究休暇」と称した一女工として工場で働く「工場生活の経験」をする。三度目の転任。36年、スペイン市民戦争に参加し炊事場で火傷を負う。40─42年、マルセイユ滞在中に夥しい草稿を著す。42年、家族とともにニューヨークに渡るものの単独でロンドンに潜航。43年、「自由フランス」のための文書『根をもつこと』を執筆中に自室で倒れ、肺結核を併発。サナトリウムに入院するも十分な栄養をとらずに死去。47年、ギュスターヴ・ティボンによって11冊のノートから編纂された『重力と恩寵』がベストセラーになる。ヴェイユの魂に心酔したアルベール・カミュの編集により、49年からガリマール社の希望叢書として次々に著作が出版される。

「2011年 『前キリスト教的直観 甦るギリシア』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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