再配分か承認か?: 政治・哲学論争 (叢書・ウニベルシタス 983)

  • 法政大学出版局
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  • Amazon.co.jp ・本 (382ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784588009839

作品紹介・あらすじ

アイデンティティと差異をめぐる「承認」は富を還元する「再配分」との関係において論争が絶えない。「規範的な一元論」によって承認は決定的な道徳論となるのか。「パースペクティヴ的二元論」によって再配分は承認に包摂されず相互に還元不可能な次元として理解されるべきなのか。資本主義に対する批判理論の中で道徳哲学・社会理論・政治分析の統合を目指した画期的な論争。

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  • 共生社会論[Social Collaboration Studies]

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著者プロフィール

ナンシー・フレイザー(Nancy Fraser) :1947年生まれ。アメリカの政治学者。ニューヨーク市立大学大学院センターで博士号取得。ニュー・スクール・フォー・ソーシャル・リサーチの政治・社会科学教授。専門は、批判理論、ジェンダー論、現代フランス・ドイツ思想。邦訳書に、『中断された正義――「ポスト社会主義的」条件をめぐる批判的省察』(御茶の水書房)、『正義の秤――グローバル化する世界で政治空間を再想像すること』(法政大学出版局)、『再配分か承認か?――政治・哲学論争』(共著、法政大学出版局)、『99%のためのフェミニズム宣言』(共著、人文書院)など。

「2023年 『資本主義は私たちをなぜ幸せにしないのか』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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