加入礼・儀式・秘密結社: 神秘の誕生──加入礼の型についての試論 (叢書・ウニベルシタス)

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  • Amazon.co.jp ・本 (406ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784588010064

作品紹介・あらすじ

エリアーデ最大のライフ・ワーク――死と加入礼の内的連関の解明。本書は、その未完の研究の核心をなす、未開社会の社会構成における加入礼の基本構造・形態・本質の宗教史的探究である。とくに、未開‐東洋の〈内面性〉を顕在化させた加入礼的文化は、歴史時代には弱まり、今日ではほぼ消滅したことも、本書が提起する重要な問題であり、現代社会の〈成熟〉システムの欠如が逆照射される。

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    「エリアーデ最大のライフ・ワーク――死と加入礼の内的連関の解明。本書は、その未完の研究の核心をなす、未開社会の社会構成における加入礼の基本構造・形態・本質の宗教史的探究である。とくに、未開‐東洋の〈内面性〉を顕在化させた加入礼的文化は、歴史時代には弱まり、今日ではほぼ消滅したことも、本書が提起する重要な問題であり、現代社会の〈成熟〉システムの欠如が逆照射される。」

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著者プロフィール

1907年、ルーマニア、ブカレストに生まれる。1928年より3年間、インドに滞在し、ヨーガやタントラを学ぶ。帰国後は、ブカレスト大学で形而上学史などを教える一方で、小説『マイトレイ』を発表し、小説家としても高い評価を得る。第二次世界大戦中は、ロンドン、次いでリスボンでルーマニア公使館の文化担当官として勤務した。第二次世界大戦終結後はフランスに亡命。『宗教学概論』や『永遠回帰の神話』を発表することで、宗教学者として活躍した。1957年よりシカゴ大学に招聘され、翌年、宗教学教授に就任。1986年にシカゴで没。

「2015年 『エリアーデ=クリアーヌ往復書簡 1972-1986』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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