時間と他者 〈新装版〉 (叢書・ウニベルシタス 178)

著者 : エマニュエル・レヴィナス 原田佳彦

• 法政大学出版局 (2012年11月2日発売)

作品紹介・あらすじ

ハイデガー哲学との対決を通して倫理に基づく独自の哲学を展開して現代思想の盲点をつく著者の出発点をなすとともにその全容を示す論考。アウシュヴィッツ体験をふまえて主体と他者との関係を極限まで追究し、〈時間〉を介して〈存在〉からの脱出の途をさぐる。

感想・レビュー・書評

[愛と幻想さんの感想 · 2017年12月18日]

『倫理と無限』を読んでいたのでなんとか一定の印象を受け取ることは出来た。原理的に語っているんだけど、思想的な印象がある。ハイデカー、フッサールなどを踏まえて死について、他者について、などが繰り返し述べれている。少なくともその目指そうとするところには共感を持てる印象を持った。

[radio24kmさんの感想 · 2017年7月16日]

なにかすごい惹かれた一節があった気がするけど、すっかり忘れた（笑）でも、他者というのもぼくのなかでは重要だし、時間というのも日々暮らしていて関わってくるので、もやもやあれこれ考えつつ読んでいた感覚はある。

[baxさんの感想 · 2014年11月24日]

［　内容　］
アウシュヴィッツ体験をふまえて主体と他者との関係を極限まで追究し、〈時間〉を介して〈存在〉からの脱出の途を探る。
倫理に基づく独自の哲学の全容を示す論考。

［　目次　］


［　問題提起　］


［　結論　］


［　コメント　］


［　読了した日　］

[iamaslibさんの感想 · 2014年6月24日]

貸し出し状況等、詳細情報の確認は下記URLへ
http://libsrv02.iamas.ac.jp/jhkweb_JPN/service/open_search_ex.asp?ISBN=9784588099601

[アンドロポフさんの感想 · 2013年4月27日]

レヴィナスの著作における、繋縛からの逃走に対するパトスの美しさよ。私は其れに打たれ、存在のエコノミーの中で何かから逃れようと願い、iPhoneのケースを外した！

著者プロフィール

1906-95年。フランスのユダヤ系哲学者。フッサール、ハイデガーの現象学に影響を受け、独自の哲学を展開した。東方イスラエル師範学校長、パリ第八大学、パリ第四大学教授などを歴任。主な著書として，本書（1961年）のほか、『存在の彼方に』（1974年。講談社学術文庫）など。

「2020年 『全体性と無限』 で使われていた紹介文から引用しています。」