絵馬 (ものと人間の文化史 12)

著者 :
  • 法政大学出版局
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感想 : 3
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  • Amazon.co.jp ・本 (292ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784588201219

作品紹介・あらすじ

古くは祭礼における神への献馬にはじまり,民間信仰と絵画のみごとな結晶として民衆の手で描かれ祀り伝えられてきた各地の絵馬を豊富な写真と史料によってたどる。

感想・レビュー・書評

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  • 絵馬の発祥と歴史、民間風俗とのなかでの変化。身近にあるが身近でなかったものを身近にする本。

  • 読了

    ふんふん

    たった一枚の絵を様々な角度から凝視すること

    今、ものすごく良い機会を得ている

  • ちょいと古い。
    しかし法政大学出版会の『ものと人間の文化史』シリーズは今なお続くシリーズなので、店頭になくても注文すれば入手可能だ(2008年時点)。
    <a href="http://osakanabanashi.seesaa.net/" target="_blank">私のブログ</a>で魚類の絵馬を扱う際に勉強しようと思い立ったのが、本書購入のきっかけである。
    絵馬の歴史、分類に続き、『厄除け』『病気治癒祈願』などの大まかなテーマに沿って、様々な絵馬と神社を紹介している。
    基本的にカラーではないのが残念だが、『現地まで見に行く楽しみは残る』と良心的な解釈をするのもありだろう。
    また、現地まで行かないにしろ、同著者による<a href="http://booklog.jp/users/osakanabanashi/archives/4544023335" target="_blank">『絵馬に願いを』</a>というオールカラーでまあ安価な書籍があるので、それを見るのもテだろう。
    しかも2007年刊行なので、30余年分のギャップは埋めてくれると思う。
    しかし、一般向け書籍と非一般向け書籍には悲しいかな、情報の量に差があり、本書に登場する絵馬が全て写真で登場しているわけではないので注意が必要だ。
    また、同じ神社でも絵馬はある期間を経ると図柄が変わる(テーマやモチーフは変わらない)ことがあり、本書に掲載されている図柄の絵馬が残っているという保証はない。
    そう意味でも、『ちょいと古い』本書は旅の手引きとして使用する際には注意が必要だ。

    ※<a href="http://osakanabanashi.seesaa.net/article/105301291.html" target="_blank">当方ブログの蔵書目録コーナー</a>には,ブクログに登録できない古書・洋書・珍書リンクなどもありますので,もし魚本倉庫に興味をお持ちの方は,<a href="http://osakanabanashi.seesaa.net/article/105301291.html" target="_blank">こちら</a>も併せて御覧ください.

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著者プロフィール

1932年奈良に生まれる。立命館大学大学院文学研究科日本史学専攻修士課程修了。民俗学専攻。大阪市立博物館主任学芸員を経て、国立歴史民俗博物館教授。日本民具学会会長、日本民俗学会理事、日本展示学会理事。
著書:『絵馬』『小絵馬』『奈良祭事記』『大和の民俗』『大和の年中行事』(共著)、『神饌』『絵馬秘史』(編著)ほか。

「2014年 『地域社会の民俗学的研究 〈オンデマンド版〉』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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