近代日本の史蹟保存事業とアカデミズム

  • 法政大学出版局 (2015年3月2日発売)
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本 ・本 (432ページ) / ISBN・EAN: 9784588327063

作品紹介・あらすじ

明治から昭和戦前期にいたる近代化の過程で、日本人は古代遺跡や社寺宝物などの歴史的文化財をどのように認識し、顕彰し、保存してきたのか。アカデミズムによる歴史学的・考古学的知の発展が、国家ならびに地域レベルでナショナリズム発揚やアイデンティティ形成に寄与した実態を詳細に分析し、史蹟保存運動の価値認識がはらんでいた政治的・文化的・学術的意味を明らかにする画期的研究。

著者プロフィール

1980年、神奈川県生まれ。2014年3月法政大学大学院人文科学研究科(日本史学専攻)修了、博士(歴史学)。日本近現代史専攻。現在、秋山庄太郎写真芸術館主任学芸員。
主要論文:「帝国古蹟取調会と学者たち──〈顕彰〉と〈保存〉の交錯」(『日本歴史』746号、2010年7月)、「明治期から昭和戦前期における歴史学と風俗史研究」(『風俗史学』50号、2013年1月)、「民間史蹟名勝保存事業とアカデミズム──京都府綴喜郡井手村・井手保勝会を事例として」(『法政史学』82号、2014年9月)
共編:『近世信濃庶民生活誌──信州あんずの里名主の見たこと聞いたこと』(ゆまに書房、2008年)

「2015年 『近代日本の史蹟保存事業とアカデミズム』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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