評伝 ジョージ・ケナン

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  • Amazon.co.jp ・本 (274ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784588366062

作品紹介・あらすじ

1946年、病床のなかで口述筆記されたロシアからの長電文。のちにそれは「X」という匿名論文として『フォーリン・アフェアーズ』誌に掲載され、戦後アメリカ外交の「封じ込め」政策の指針となった。その筆者、外交官にして歴史家だったケナンが主張し続けたものは何であったか。本書はケナンと親交の深かった著者が、その生い立ちから性格、経歴、死にいたるまでの101年の生涯を描く。

感想・レビュー・書評

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  • ケナンの言葉は含蓄に富む、著者の礼賛がすぎていて読み物としてはいまいち

  • 長文電報やX論文によって戦後の冷戦構造に多大な影響を与えたジョージ・F・ケナン。本書は彼の意識的な決定、選択、行為、言葉を膨大な文章から分析し、ケナンの性格面に焦点をあてた評伝である。

    ケナンの研究はどうしても「封じ込め政策」前後に集中しがちだが、本書では101歳の長寿を全うした彼の全人生が取り扱われる。あまり知られることのない学究・歴史家としてのケナンの姿は新鮮だ。

    また、ケナンのソ連に対する主張と国内の赤狩りに対する主張の二重性は「アメリカの良心」として説明され、ケナンの人物像をはっきりと際立たせている。

    惜しむらくは巻末の参考資料欄であろう。
    大まかな引用元は示されているものの、詳細が省かれているため、これらの資料をあたるのは難しそうだ。果たして原著ではどのような扱いだったのだろうか。

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著者プロフィール

1924年ハンガリー生まれ。1946年、共産化するハンガリーを離れ、アメリカに移住する。1947~94年までチェスナット・ヒル・カレッジ(Chestnut Hill College)歴史学部で教鞭をとったほか、ジョンズ・ホプキンス大学、コロンビア大学、プリンストン大学などの客員教授を務めた。30冊を超える著書があるが、邦訳書として、『大過渡期の現代』(救仁郷繁訳、ぺりかん社、1978年)、『ブダペストの世紀末』(早稲田みか訳、白水社、1991年)、『ヒトラー対チャーチル』(秋津信訳、共同通信社、1995年)がある。また、近著には、Churchill: Visionary, Statesmen, Historian (New Haven, Conn.: Yale University Press, 2004), June 1941: Hitler and Stalin (Yale UP, 2006), The Legacy of the Second World War (Yale UP, 2010), The Future of History (Yale UP, 2011) などがある。

「2011年 『評伝 ジョージ・ケナン』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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