憲法ガール

著者 :
  • 法律文化社
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本棚登録 : 134
感想 : 16
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  • Amazon.co.jp ・本 (236ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784589035219

感想・レビュー・書評

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  • .@kfpauseさんに頂く。

  • 新司法試験の問題を下敷きに、登場人物が会話形式で問題を解いていく奇書。著者は法学教育に熱心な方。ただし内容は学部上改正以上向け。 私は受験生でないので詳しくはわからないが、司法試験の問題を扱っている割には、「司法試験対策」というこだわりがあまり感じられない本に感じた。やはり、答案作成ということを念頭に置くと、どうしても答案作成技術やテクニックに走りがちではあるが、そういうことは(書いてないこともないが)少ない。むしろ、弁護士としての視点を大切にしているように思えた。 ラノベについては……ノーコメントで。

  • 弁護士の著者が、小説仕立てで、平成18年から平成24年までの新司法試験公法系第1問を素材にしながら、憲法の事例問題の解き方を解説。
    本書は、とても面白い試みだと思う。憲法の事例問題を解くにあたって、非常に実践的な示唆が得られると思われる。
    まあ、小説としては、ちょっとぶっ飛んだ展開で、どうかな、という感じであった。

  • 答案に至る思考過程が示されていて良い。
    ただ、公務員試験でかじった程度の知識だとついて行けず、、
    何周かすることになると思います。

  •  私自身は法学部出身でも司法試験志望というわけでもなく、単純に興味本位で読んでみたので法的な正確性というのはよくわからないのですが。

     司法試験問題あるいは実務における訴訟というものは、非常にゲーム的であるな、という印象を再確認。
     設題は同じでも論点の選択、判例の選択で有利不利が変わってくるし、「判例の射程」という用語も非常にゲームのルールっぽい。
     どれだけ多くの判例を知っていてその効果、使い方を熟知しているかが勝敗を分けるというのも、どれだけ多くのカードを持ちその効果、使い方を熟知しているかが勝敗を分けるカードゲームっぽくもある。

     「物語」として読もうとすると展開が唐突過ぎる感があり、最後も投げっぱなしな印象だけれども、専門分野の入口としては面白いのでこういうのどんどん増えてほしい。
     ドラッガーのあれとか数学ガールあたりが有名で、そんな中でも「宇宙に恋する10のレッスン」は物語としても専門分野の解説書としても完成度が高くて面白いので、天文学に興味のある人はぜひこちらもお薦めしたい。

  • 【選書者コメント】憲法学業界でのベストセラーが図書館にないのはおかしいということで。
    [請求記号]3231:990

  • 小説形式で平成18〜24年までの新司法試験過去問を解説。
    議論のレベルは高いが、判例を使いこなして答案を書くとはどういうことかを学ぶことができる。

  • 323.14||Os

  • 憲法について話し合う大学生グループの話。数学ガールの憲法版みたいなもの。
    話の展開やキャラクターの設定は、数学ガール以上にライトノベルっぽくはあったのだけれども、内容は難解で正直よく分からなかった(憲法の勉強なんて全くしたことがないので、そりゃそうかもしれないけど)。
    主人公の名前はでてこず、登場人物紹介ページにも『僕』としか書かれていない部分も数学ガールに似ていたのだけれども、”そもそも自分の名前だってよくわからないのだ。”という記述には笑った。
    ところで、なんでトウコは17歳で大学2年生なのかと。大学に潜り込んでるだけだと思ったのだけれども、そういうわけではないのだろうか? それがよく分からなかった。

  • 本試験を通して、判例の使い方が習得できる本です。

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著者プロフィール

弁護士(長谷川法律事務所)(2023年1月現在)

「2023年 『行政法解釈の技法』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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