てぶくろをかいに (おはなし名作絵本 4)

著者 :
  • ポプラ社
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本棚登録 : 339
感想 : 35
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  • Amazon.co.jp ・本 (32ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784591005316

感想・レビュー・書評

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  • 図書館で4歳児Aが選んで借り。背表紙には「このほんよんだ?2019」のシールが貼ってあった。

    少し難しいのでは…と思いつつ、
    Aも「じがちいさーい!いっぱーい!」と言いつつ読み。

    情景の描写が、日本語が美しい…と思った母。
    最後のきつね母の自問も余韻を残していて何とも言えない味わいがあってよいなあと思った。

  • 名作、新美南吉さんの「てぶくろをかいに」です。
    通院先の待合室にあったのを息子が選んできたので、思いがけず読むことになりました。

    ポプラ社のおはなし名作絵本なので、絵は子供向け。正直名作と言いながら、読み聞かせる側も詳細はよく覚えてなかったのですが、読み聞かせるうちに「あ、そうだ」と。

    後書き(注:筆者ではありません)に、「かあちゃん、人間ってちっともこわかないや」というところを大事に話してあげてください、「小2くらいになれば、両手とも人間の手にしなかったキツネのお母さんをまぬけだと評するかもしれないが、お母さんは絶対だなどと答えず、間違えることもあるんだよくらいに教えてあげてください」とあり、ただ読み聞かせるだけではないポイントを改めて教えてくれる本でもあります。

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著者プロフィール

1913年、愛知県知多郡半田町(現・半田市)に生まれる。中学時代から童話を書き始め、『赤い鳥』『チチノキ』などに投稿。東京外国語学校在学中に病を得、20代後半の5年間は安城高等女学校(現・県立安城高等学校)で教師をしながら創作活動を続けた。1943年、29歳の生涯を終える。代表作に「ごんぎつね」「おじいさんのランプ」「手袋を買いに」「でんでんむしの悲しみ」を始めとして、多くの童話・小説・詩などの作品を残す。

「2019年 『子どものすきな神さま』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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