- Amazon.co.jp ・本 (182ページ)
- / ISBN・EAN: 9784591007761
感想・レビュー・書評
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昭和51~52年にかけて児童雑誌『六年の学習』上で連載されたユーモア小説。
自分が小学生の頃に読んでいたので古い作品だとは思っていましたが、そうか……昭和51年か……(生まれてない)。
数年前に作者の那須正幹氏による続編『ズッコケ中年三人組』が発表されたのを知り、そちらに手を出す前に改めて初期のシリーズをいくつか読み直してみようかなあと思った次第です。
向こう見ずなハチベエ、秀才だけどどこか抜けてるハカセ、おっとりしたモーちゃんの三人組は、花山第二小学校の6年生。彼らがそれぞれの個性を生かしてワーワーやるドタバタの数々。
日常の中の些末な出来事のみならず、警察が動くレベルの事件まであって、いつの間にかいい歳になっちまった私は「それ絶対アカンやつー!!!!!」って読みながら冷や汗が出まくるんですけど、ズッコケ三人組はそんなの全然どこ吹く風で。
でも、ちっぽけな出来事にも結構な大事件にも同じテンションで笑ったり困ったりするのって、実はすごくリアルな「子どもらしさ」なのかも……なんて、大人になってから気付いたりして。
しかし40年前の作品ともなると、もはや時代小説を読んでいるかのようでした。
【各話タイトル】
1 三人組登場
2 花山駅の決闘
3 怪談ヤナギ池
4 立石山城探検記
5 ゆめのゴールデンクイズ -
ハカセの家に強盗が来たんだけど、
その強盗の言葉が気になった。
3年生になってから読む本だと思ってたから、
読めたのがとってもうれしかった。
他のも読んでみよっ! -
小学生の頃に読んで、中年三人組を読み始めたのでシリーズ再読開始。
最初は短編だったのか。懐かしい。
ほのぼのしてて純粋におもしろい、 -
生まれる前の作品なので今読むと、育児はすべて母親の責任だと言っているお父さんに反感を覚えたりちょっと女の人はカチンとくる表現がありますが、まぁ楽しめました。小学生の時は多分読まなかった気がするんだよなぁ…。幽霊の話が面白かったです。彼らはどんな大人になるんだろうな。
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数日前に読了。以前読んだことのあるものの再読。有名な「ズッコケ」シリーズ第一巻。
前に読んだ時も、評判のわりにあまり面白くないなぁと思ったのだけど、今回も残念ながら同じような印象。話がふくらまないまま通り過ぎてしまって、ふうん、それで?という感じになる。それにプラスして女子の描かれ方があまりにステレオタイプ過ぎるので、楽しむよりは不快感の方が強くなってしまった。
「男の子」のための作品、という印象が強くなるのは仕方ないかなぁ。 -
那須正幹さんの講演会(@国際子ども図書館・2013.10.05)に行けることになったので、復習のために図書館で借りた
花山第二小学校六年一組の、八谷良平/ハチベエ、山中正太郎/ハカセ、奥田三吉/モーちゃん、らズッコケ三人組のシリーズ第一作
【目次】
1 三人組登場
2 花山駅の決闘
3 怪談ヤナギ池
4 立石山城探検記
5 ゆめのゴールデンクイズ
小学生の時に好んで学校図書館で借りていた、ズッコケ三人組シリーズ
覚えているのは、ポルターガイストと平賀源内のエレキテルの他の話があったということくらい
カバーのそでに「男の栄光を求めて生きた、三人の少年の、汗と涙と感動のドラマ」とあるけれど、私は女子だったし、男の栄光なんてものは全然感じられなかったけれど、とても楽しく読んでいた
読んでいると、あぁそうだった、ハチベエはお調子者で、ハカセは憎めない秀才で、モーちゃんは癒し系だったな、マドンナ的な陽子と由美子がいたな、と思い出してきた
リアリティのある童話で、物語が、直接私たち読者の現実の世界を広げてくれるよう
前川かずおさんの絵も特徴的で、那須さんのおはなしと互恵関係にあると感じる
講演会ではどんな話が聴けるだろう!
ズッコケ中年三人組も読んでみよう
著者プロフィール
那須正幹の作品





