ビルマの竪琴 (ポプラ社文庫 A 182)

著者 :
  • ポプラ社
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  • Amazon.co.jp ・本 (214ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784591020371

感想・レビュー・書評

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  • この時代の方がしている覚悟に読むたび敬服します。それに、ビルマのお婆さんの優しさや、ビルマの人々の信仰の厚さに感動します。

  • ビルマの戦線で英軍の捕虜になった日本軍兵士たち、同じ隊にいた竪琴をひける水島は作戦後に行方不明になり戻らなかった、彼はビルマ人っぽい外見で活躍していた。竪琴と戦場に流れる兵士たちの歌声に、国境をこえた人類愛への願いがこめられてる。
    高校の課題図書だった。いま読んでも心に響く、熱い仲間、戦争について。読みやすくキャラクターに愛着がもてる。昭和22年赤とんぼという子供向け雑誌にかかれたもの。映画にもなったっぽい。

  • 自虐しすぎは日本人の漬け込まれ易い体質。ビルマを侵略し植民地化していた英国美化に、アジア解放の日本兵悪者扱いなあたりが微妙ですが、現地の人々との生活など、読んでいて楽しい。いいかんじでした。

  • 「おーい水島、一緒に、日本へ帰ろう!」

    正直この一言だけで泣ける!いや、「埴生の宿」の伴奏だけで泣ける!『ビルマの竪琴』はそれだけの泣きの名作であります。物語の構成と言い、第3章の水島上等兵による長い長い手紙と言い、淡々とした展開が与える重みと感動は他の小説の追随を許しません。

    そして巻末の「ビルマの竪琴ができるまで」の中に見られる著者竹山氏の謙虚な姿勢に、また心打たれます。

  • なきます

  • わが青春の書 その1<br>なぜこれが青春の書かってゆうと、小学生のとき図書の時間に読んで大泣きしてしまったから。本を読んで人間は泣けるんだと初めてしったのです。でも内容は全然覚えておらず映画になってああこんな話だったんだ、と思い出しました。

  • 2003年7月15日

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著者プロフィール

竹山道雄(たけやま・みちお 1903-84)
1903~1984年。1920年旧制第一高等学校入学、1923年東京帝国大学文学部入学、1926年東京帝国大学卒業後、一高の講師となる。20代でベルリン、パリに計3年間留学、帰国後、一高の教授となる。1948年『ビルマの竪琴』(中央公論社)を刊行、毎日出版文化賞を受賞(以後、二度に渡り映画化される)。1950年一高廃止と共にその後身の東京大学教養学部の教授となるが、翌年には辞し、文筆に専念する。『新潮』『芸術新潮』『心』『自由』などを舞台に、「見て・感じて・考える」を根本姿勢とし、時代の風潮に流れない執筆活動を続ける。著書は『古都遍歴』『昭和の精神史』『まぼろしと真実』『剣と十字架』など、芸術論から時論、紀行文など幅広く、ニーチェ『ツァラトストラかく語りき』『善悪の彼岸』イプセン『人形の家』ゲーテ『若きヱルテルの悩み』など優れた翻訳も残す。1983年『竹山道雄著作集』全8巻刊行。

「2017年 『主役としての近代』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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