十字架連続殺人事件 (ポプラ社文庫 96 怪奇・推理シリーズ)

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  • Amazon.co.jp ・本 (223ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784591029480

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  • 東西ミステリ海外版42位の本作をジュニア版で読了。ギリシア棺の謎と並ぶ国名シリーズの傑作だそうです。

    犯人はアンドルー・ヴァン(アンドレア・トヴァール/ピート老人)。クリングを自分の死に見せかける為殺害。クロサックも自分に恨みを持つ永遠の追跡者として殺害。恋愛のもつれ、遺産を巡って2人の兄も殺害。

    犯行がバレたのは、現場に残したヨードチンキ。ラベルが無いのに、ヨードチンキが分かるのは、自分の家のものだから、と言う理由でした。

    その後に続く"首無し死体もの"の元祖とも言うべき作品。この当時は正確な科学検査とか無かったんでしょうね。自分の身代わりに2度、別の死体を使うと言う荒業なトリックがあってこその犯行でした。

    僕はエラリー・クイーンと肌があまり合わないけど、この人の作風は分かりました。

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著者プロフィール

エラリー・クイーン。フレデリック・ダネイとマンフレッド・B・リーの合作ペンネーム。従兄弟同士で、ともにニューヨーク、ブルックリン生まれ。1929年『ローマ帽子の謎』で作家としてデビュー。ラジオドラマの脚本家やアンソロジストとしても活躍。主な代表作に『ギリシア館の謎(32)、『エジプト十字架の謎』(32)の〈国名シリーズ〉や、『Xの悲劇』(32)に始まる〈レーン四部作〉などがある。また編集者として「エラリー・クイーンズ・ミステリ・マガジン」を編集、刊行した。

「2021年 『消える魔術師の冒険 聴取者への挑戦Ⅳ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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