いま、アジアの子どもたちは: 戦争・貧困・環境 (10代の教養図書館 2)
- ポプラ社 (1993年4月1日発売)
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感想 : 1件
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- Amazon.co.jp ・本 (204ページ)
- / ISBN・EAN: 9784591044797
感想・レビュー・書評
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図書館で吉田ルイ子という名前が目にとまったので『いま,アジアの子どもたちは・・・』という本を借りてみた。吉田ルイ子さんの写真を初めて見たのは1年前。岩崎ちひろさんの美術館で偶然写真展をやっていた。「パンもない,ミルクもない,家に屋根もないけど,友だちがいる」という写真は鮮烈だった。ハングリーな子どもたちの目の輝きにくぎ付けになった。
「戦争とは,人間に飢えと病と死をもたらし,さらには人間らしい心をも死滅させる争いである」
「平和とは,人間を飢えと病と死の恐怖から解放し,人間らしい心を十分に発揮させることのできる社会を築くことである」
この定義には大きくうなづいてしまった。
ルイ子さんはカンボジアの難民キャンプで,自らも重い栄養失調の3歳の女の子が,一日一回の乏しい食事を他の子に分けてあげている光景に出くわしたという。その思いやりはどこでどう学んだのだろうか。教えて欲しい。詳細をみるコメント0件をすべて表示
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