魔人ゴング (少年探偵・江戸川乱歩 16)

著者 :
  • ポプラ社
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本棚登録 : 37
感想 : 3
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  • Amazon.co.jp ・本 (173ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784591058565

感想・レビュー・書評

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  • 「きみはもう、魔法なんかつかえはしないよ。あれは魔法でもなんでもないんだからね」
    「フフン、で、きさま、おれの魔法の秘密を知っているというのか。」
    明智小五郎と怪人二十面相のやりとりが面白かったです。

  • 花崎マユミという明智探偵の少女助手現わる。彼女は、明智探偵の姪で、文代夫人の姉の子という。そして、彼女の父親は花崎俊夫という検事とのこと。少年探偵シリーズを読んでくると、明智探偵の縁戚関係を知るだけで少し得した気分。本作では、ウワンウワンという響きとともに、銀座の銀行の壁や渋谷の空いっぱいに悪魔のような顔が現れ、東京都民を恐怖に陥れる。そして、犯人の狙いはマユミ助手。このお話では、小林少年がかなりの危険に晒され、読んでいてハラハラした。昭和32年の作品(もともとは『妖人ゴング』というタイトル)。

  • 2012年10月17日

    装丁/藤田新策
    さし絵/佐藤道明

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著者プロフィール

1894(明治27)—1965(昭和40)。三重県名張町出身。本名は平井太郎。
大正から昭和にかけて活躍。主に推理小説を得意とし、日本の探偵小説界に多大な影響を与えた。
あの有名な怪人二十面相や明智小五郎も乱歩が生みだしたキャラクターである。
主な小説に『陰獣』『押絵と旅する男』、評論に『幻影城』などがある。

「2023年 『江戸川乱歩 大活字本シリーズ 全巻セット』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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