ほうきにのれない魔女 (ポプラの木かげ 1)

著者 :
  • ポプラ社
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感想 : 3
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  • Amazon.co.jp ・本 (167ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784591062555

感想・レビュー・書評

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  • 茂市久美子さんの作品を続けて読んでいる。
    この本は「つるばら村」シリーズより少し年上の子向けかな?
    都会育ちの小学五年生のツララが魔女のおばあちゃんの家で両親と離れて1年間暮らす話。
    登場人物も良い人ばかりでなく、動物を虐める上級生や泥棒もいる。
    両親と離れて慣れない土地でさびしいツララが、毎晩自分と童話のお姫様を重ねてつぶやいていた言葉。
    それを聞いた友達から「カエルやサカナがかわいそう」と新たな知見を得るところが良かった。自分の気持ちに溺れるのでなく、周りの人の気持ちを考えてみることができるようになったから。友達って大切。

  • ちょっとかわった魔女のおばあちゃんとの生活ぶりが読んでいて楽しいです。

  • ほうきにのってびゅーんと空をひとっとび。
    それが魔女の魅力のひとつ。
    だけど、「ほうきにのれない魔女」って??っと思い手にとる。

    結論としてはほうきにのれなくても全然平気!ってとこかな。
    うん。
    まあ最後にはのれるようになるんだが。
    黒猫、じゃなくて三毛猫と一緒に。

    魔女の森に住んでても、しゃべる猫と一緒にいても
    さけられたりしない、いい友達だわー。
    哀しみを魚やカエルに飲み込んでもらってたお姫様のことを、
    私そーゆーのキライっとはっきりいってのけたユキちゃん。
    あの流れからゆーとツララちゃんはよかれと思っていった言葉だった
    のだけれど、簡単にそうだね、と頷かないとこがいいなあっと。
    たとえ友達でも自分が違うと思えば違うといえること。
    この2人いい友達になるんだろーなーっと思った瞬間だった。
    私はちょっと違うな、と思ってもあんまりいえない方だから。
    そのまんま流した方が楽だし。
    違うことをおもしろがれたらいいんだけどな。

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著者プロフィール

岩手県生まれ。『おちばおちばとんでいけ』(国土社)で、ひろすけ童話賞受賞。おもな作品に、「つるばら村」シリーズ(全10巻)、『ゆうすげ村の小さな旅館』(東京書籍小3国語教科書にも掲載)、「魔女バジル」シリーズ(全5巻)、「おひさまや」シリーズ、『おいなり山のひみつ』『今日よりは 明日はきっと 良くなると 愛犬・太刀と暮らした16年』(以上、講談社)などがある。


「2023年 『ゆうすげ村の紙すき屋さん』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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