ズッコケ家出大旅行 (新・こども文学館 52)

著者 :
  • ポプラ社
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感想 : 11
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  • Amazon.co.jp ・本 (212ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784591066423

感想・レビュー・書評

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  • 最後は感動した

  • どうも最近、ブクログで本を検索しても、文庫版しか検索されないんだけど…。

    それはともかくとして。
    自分は子どものころ、家出しようなんて考えたこと、1回もなかったなぁ。
    発想がなかった。

    今回の場合…自分が親だったらめっちゃ心配するけど、読者という視点で考えると、結構あっさり見つかったというか……あっさりでもないけど、手掛かりが残りすぎたというか。
    もっと3人組の家出がうまくいくように事が運んでくれたら、て思った。

    それにしても、タエ子姉さん、すんごい意地が悪いんでビックリした。

  • 小学生の頃読んだ本を再読。記憶にある部分とない部分があった。

    無理やり塾に通わされそうになったことへの抗議として、食べ物等の扱いで姉と差をつけられたことを憤り、またそれに便乗するような形で、ハカセ、モーちゃん、ハチベエが大阪を目指し家出する話。途中三人組が起こした行動をインターネットを通して親が知るシーンが出てくるなど、現代に三人組の世界が近づいたような印象がある。

    家出→電車を乗り違える→寂れた神社で野宿、と、前半は冒険してる感もあるシーンが続く。後半は大阪に舞台が移りホームレスの寝床に参加してからの通報による家出の収束、とかなり現実的かつ急におちがついている。おそらくもっと長いストーリーの方がボリューム的にもまとまりがよくなったのだろうな、というような感じ。なので後半のスケールダウンが残念だった。

    しかし、子供なら大抵抱く「大人への反抗」と「逃避行」というロマンあるテーマと三人組との相性は抜群。ナチュラルに、共に家出している気分になれる。また、大人になり読み返すと心配している親、宅和先生の心情がよりリアルに感じられる。そうした意味で、単に消費されてしまう読み物としてではなく、これからも読み継がれていってほしい。
    あとは所どころのシニカルなギャグは大好き。家出途中でステーキを食べ、輸入肉だと言われる所はシンプルだが笑った。

  • 相変わらずの 3人組の 行動力には 脱帽…でも、とうとう 家出するとは…(^o^;)

  • これがリアルな家出なのかは分からないけど、でもただの冒険的家出ではなく、結構生臭いお話。インターネットがズッコケに登場するんだー。と時代を意識しているんだなと思った。

  • 大阪怖すぎやろ…

  • 2011/01/11 遡及読書中。波乱万丈なのにこんなに短くまとめてる。いろいろ削って書いたんだろうなと昔は思わなかった作者のことを思う。

  • 僕が好きな本ですね。三人組がステーキを食べるシーンはいまだにぼくの脳裏にあるのだす

  • 人気シリーズ
    小学校の頃に読み終えた。
    相変わらずあきれるほどに行動力のある落ちこぼれの三人が大阪へ大脱出。
    お間抜けなミスに、あっけない終わり方。
    所詮は子供の家出だということを思い知らされる。
    嫌な書き方だが、これが三人組らしくて面白い。

    これは三人にとって確実に有益な体験だろうし、子供なら憧れるようなものだ。
    三人組の団結力や友情が懐かしく、うらやましい。
    家出した子供たちを探しに来る親たちの存在もまた、同様だ。
    彼らは幸せである。家族と友人に恵まれているのだから。

    貧乏でも貧乏なりになんとかなるさ、辛くてもなんとかなるさ、と希望をもらえる本である。

  • ズッコケで一番面白いです。
    おすすめですね。

    金欠でも買う勇気が湧いてくる本です。

  • 3人組の行動力に感服。ハカセの頭の回りっぷりに感服。浪花っ子・経子のチャキチャキっぷりに感服。ズッコケシリーズの小学6年生はすごいな…!

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著者プロフィール

那須正幹(なすまさもと):広島県生まれ。児童書の大ベストセラー「ズッコケ三人組」シリーズ全50巻(日本児童文学者協会賞特別賞・ポプラ社)をはじめ、200冊以上の本を執筆。主な作品に『絵で読む 広島の原爆』(産経児童出版文化賞・福音館書店)『ズッコケ三人組のバック・トゥ・ザ・フューチャー』(野間児童文芸賞・ポプラ社)など。JXTG児童文化賞、巖谷小波文芸賞など受賞多数。

「2021年 『めいたんていサムくんと なぞの地図』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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