おばあちゃんは木になった (シリーズ・自然 いのち ひと)

  • ポプラ社
3.41
  • (1)
  • (5)
  • (11)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 60
レビュー : 9
  • Amazon.co.jp ・本 (39ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784591072417

作品紹介・あらすじ

地図から消えた村に生きる、とほうもなく元気で明るいジジババたち。若きカメラマンと、お年寄りたちとの心ときめく出会いの物語。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 4-1 2018/12/11

  • [墨田区図書館]

    同著者の「ぶた にく」で知った大西暢夫さん。その作風に触れて他の本も見てみたいと検索して片っ端から借りてきてみたうちの一冊。この本は、この著者の代表作だ。日本最大のダムを作るために水没した、岐阜県徳山村を、10年以上かけて撮影したドキュメンタリーの一部を切り取ったかのようなこの本。電気がないという徳山村の情景をより正確に、印象的に映し出すためだろう、夕日や川など、自然風景以外の写真は全てモノクロの写真だ。

    この本自体は良い本ではあるけれど、個人的には同様のコンセプトの「ここで土になる」の方が良かった。一夫婦に焦点をあてていることもあってか、ストーリー性を感じられるからだろうか。ただ、再度読み返して結局徳山村がダムの底に沈んだのかどうかと見分していて、ふと思った。「日本最大のダム」…黒部ダム?いや、でも黒部ダムは場所が違う、、、、調べてみると、黒部ダムは堤高で日本最大であり、総貯水容量の日本一は、この徳山村に造られた徳山ダム。堤高と面積では共には日本三位。ふーん、徳山ダムなんて名前もその存在も知らなかったな、と新たな縁に感心。

    ただ、この本は読み聞かせではあまり魅力的ではないかも。主人公というか、撮影対象が複数並列なので読まれた側は飛びづらいし、トチの実を好きだったはつよさんが、途中記述のあった神さまのうち、木の神様になったんだ、と結びつくところも、恐らく子どもたちは理解しづらいし、途中の神様説明の個所はやや脈絡がなく、全体を助長させるかのように感じてしまうだけに感じてしまった。

  • ダムの底に沈む村に住む人々の写真と短めの文章。
    たったこれだけなのに、読んでいて涙が出てきました。
    慎ましく、自然と共存し生活を営んできたおじいさんとおばあさんの表情にはとても強い意志を感じます。
    子供向けの本と言っても侮れないです。

  • ダムに沈むことになった徳山村で暮らす、人たちの生活。

  • ひっそりと、明るくたくましく生きている人もいるんだね~

  • 岐阜県徳山村のダム建設予定地に住んでいた人々を10年間にわたって記録してきた写真エッセイ。
    自然とともに生きてきた人々の、無駄な力が入っていない、しかし心の底から出てくる人間の強さをもった、力強い生き方を感じることができた。

  • おばあちゃんの拝む姿とタイトルに惹かれて読みました。わかりやすい子ども向けの本ですが、一つの消えゆく物語としてはなかなかのもの。ただおばあちゃんというよりも、その村の人々の写真集という印象でタイトルのような内容ではないかな。

  • 人とのかかわり方、そしておばあちゃんたちが愛をもって生きていることに感動!ちょっとうるっときた。

全9件中 1 - 9件を表示
ツイートする
×