- Amazon.co.jp ・本 (483ページ)
- / ISBN・EAN: 9784591076491
作品紹介・あらすじ
「人殺しのよそ者がやってくる!」「月のタカ」が夢に現れて危険を告げたのは、一族のリーダー・バルではなく、少女ノリだった。お告げで水のありかを教えられたノリは、従兄のスーズと共に一行をはなれ、幼い仲間四人を連れて、飢えとかわきとたたかいながら、切り立つ岩かべを登っていく。不思議な力にひきよせられて、ようやく豊かな土地にたどりついたと思ったのも束の間、スーズたちの身に、血族の存続にかかわる危機がふりかかってくる。自分たちこそ「月のタカ」族の生き残りなんだ。なんとしても、一つの血族として生きのびねば!人類の祖先がいまだ素朴な信仰をもち、狩りと採集の日々をすごしていた二十万年前のアフリカを舞台に、イギリスで人気の実力派ストーリーテラーがつむぎあげる、冒険と成長の異色ファンタジー前篇。10代〜。
感想・レビュー・書評
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出会えて良かったと思わされる本。原始の人々の直接的な生活の中で、命がけの冒険をしながら、心身共に成長していく登場人物たちの姿が嬉しくなる物語。
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古代史好きにはたまらないんだよな。
下巻よりもこっちの方が模索している感じがあって好きかも。 -
厚いです。ものすごく分厚いです。
ですが児童書なので読み始めると厚さは気にせず、どんどん読めます。
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二十万年前のアフリカを舞台にした物語で、その解説を読んだ時ちょっととっつきにくいかなぁ?と思ったのですが、とても魅力的でぐいぐい引き込まれていく力強いお話です。登場人物も人々が暮らす環境も、血族の物語も、どれもこれも魅力的で、これまで読んできたファンタジーとは全く違った味わいがありました。
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積読中。未読のため、★5つ。