31歳ガン漂流

著者 :
  • ポプラ社
3.51
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本棚登録 : 214
感想 : 33
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  • Amazon.co.jp ・本 (285ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784591079041

作品紹介・あらすじ

31歳の誕生日を迎えて間もなく体調を崩し、風邪をこじらせたと思っていたところ、肺がんと診断された著者が綴った、Webで大反響を呼んだ日記。

感想・レビュー・書評

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  • 辛かっただろうに明るく書いていてすごい

  • 再読ですねぇ…割と面白かったですかね! 元々ブログの文章?を書籍化したものですから、とにかくまあ読みやすいですねぇ…社畜死ね!!

    ヽ(・ω・)/ズコー

    すでにこの世にいない人の本ですけれどもねぇ…色々と文章読んでいますとアレですね、この作者、あまり病院に関わらない方がもっと長生きできたんじゃないかなぁと思いますねぇ…。

    日本の病院はとにかく薬漬けにしたがる! という感じかな…時代が進んでいるのにも関わらず、日本の医療はこの作者が治療を受けていた頃と変わっていないように思いますねぇ…。

    さようなら…。

    ヽ(・ω・)/ズコー

  • 2002年12月〜 アンダーワールド ボーンスリッピー トレインスポッティング NINのハピネスインスレバリー並に辛い 裸のランチ 至極感謝 ギミックとしては オービタルのハルシオン ロボトミー手術 一人レイヴ状態 パダワン 納豆汁 チーズフォンデュ 自分で課したカルマ 笹塚在住 ジョイ・ディビジョンの4枚組ベスト盤 フリーライター デートコースペンタゴンロイヤルガーデン クリフハンガー サイゾー ピンクフロイドのウォール ソ連のチカチーロ 吉田秋生の吉祥天女 「僕は音楽をデタラメに聴きたいんだ」俺は自分の免疫力の低下を鼻血から感じ取る 恋は人を詩人にするというが、入院は人をオタクにする。 闘病記を読んで泣きたい人とか感動したいは、どうか他のモノを読んで欲しい。 オルタナティブな視点で切り取って 浅草ちんや スタンリー・キューブリック ブリーフィング チョン・ジヒョン 啜る 高城剛 ビートニクス ピノコ18歳 旦那の弟のバンドの薬剤師でアシッドマンの大木伸夫 オルタナティブお義母さん ヒップホップのドキュメンタリー映画のスクラッチ ショーシャンクの空に 地下足袋親父の中野ラーメン平凡 新宿西口で立ち食い寿司魚河岸日本一 弾薬が装填され撃鉄が引き起こされたリボルバー レスリー・チャン飛び降り自殺ブエノスアイレス 普通の一般人が死んでも未払いの請求書と遺伝子の残骸みたいなガキが残るだけだ SARSが世界で猛威を降り始めている 『光の雨』浅間山荘集団リンチ ジョン・カーペンター『ゴーストタ・オブ・マーズ』アンスラックス炭疽菌 スティーヴ・ヴァイ 憎うどんが肉い? リッピング ナイチンゲール・ファンダメンタリズム原理主義 渋谷AX1500人 愚弟 白装束の人達パナウェーブ研究所 ジョン・ウー ミッフィー奇行 かつや勝谷誠彦 中野みやぎ沖縄ソーキそば いつ死ぬか分からない戦場 嚥下 人体は宇宙 オルタナティブ現実 書けば書くほどメタフィクション化していく サザビー 憚れる 読まない本が溜まっていくこと自体「知」とは何光年も離れている そんな蔵書は肥満児の脂肪みたいなもんだ 腸に溜まった便の量を競っている B-BLUE ベトナム戦争に抗議して焼身自殺するお坊さんの写真 イアン・カーティス26 ジョイ・ディビジョンのデッド・ソウルニューオーダーのブルーマンデー 世田谷の瀬田、環八からちょっとの閑静な住宅街 秘密基地っぽい 中野から荻窪に引越し ソロツーリング砧公園 「僕は悲しくて、涙も流さないだろう」 1971山形県出身 日本大学芸術学部卒業

  • 916
    肺がん

  • 横文字が多くてよみづらいのはあるかな?

    あと、テクノ系の音楽とかけてたり、マイナーな映画から引用したりで、好きな人は読んでいて楽しいかもしれないけど、わからないひとはサッパリ。。。

    ブログをそのまま本にした感じだから、エッセイとも違うし。携帯小説のような軽い感じ。ただ。ガンを題材にしてるには本当軽い作者の考え方にはすごく共感。

    31歳で、俺は生きすぎた。

    なんて、なかなか人生楽しんでなきゃ言えないよね。

    ちなみに、多分作者はまだまだ治療中。

  • 文章の巧拙とか、ちっちゃいことはどうでもいい本。

    自分が余命2年として、このように捉えられるだろうかと思いながら読んだ。(想像も出来てないだろうけど)
    途中、漠然と抱いていた“当然の未来”;結婚して家をもって子育てして...が、完全に失われた、そんな場面に直面するには早過ぎただろうし、
    当たり前が当たり前ではないってことを、こういう形で実感するなんて、その時、自分はどう対応出来るだろうかを自問しつつ読み終えた。

    勝谷さんのあとがきは、愛情を感じる、いい締めくくりだと思う。

  • 風邪をこじらせたと思っていたところ、肺ガンと診断されてしまった著者の闘病記。しかし、他のそれらとは異なり、悲惨さや感動などは微塵もない。

    本書で綴られるのは、病室で原稿を書き、ブログの更新をする傍ら、ガンプラを作り、音楽を聴き、同室の個性的な患者達とバトル(交流?)を繰り広げる著者の日常と、その連続である生そのもの。

    ガン細胞、治療の副作用との長期に渡る戦いで、ボロボロの著者。しかし、文章は力強く、しなやかで遊び心にあふれている。大勢の敵に抜き身の日本刀一本でひょうひょうと向かっていく侍のようでもある。

    再読につき、結末はわかっているのだが、このまま知らぬ振りをして、続く「32歳ガン漂流 Evolution」も再読したい。

    余談だが、ウェブログ(いわゆるブログ)は現在ではツールの普及もあり、誰でも手軽に利用できるサービスとなったが、広く普及し始める前にいち早く表現手法として取り入れている著者は、まさに「オルタナティブエディター」であると感じた。

  • もう買ったのは何年前だろう
    祖父が亡くなった年に見つけた本

    この作者は自分がライターと言う立場だということを最大限に発揮して
    自分の病気と向き合い
    ネタにしていったという
    闘病記というより闘病録というスタイルのものとして
    発信したものだと思う

    実際、
    『怒り、絶望、恐怖、悲しみ、そういう要素は全部オレ一人だけで楽しむためにとっておく。』
    というスタイルは続刊のものでも続いていく

    ただこのシリーズ
    死にたがりのバカヤロウは一度読むといいと思ってる

  • 20110720読了
    ガンの闘病記(筆者は闘病記と呼べるか疑問視しているが)で自分の感情すらこれだけ冷静に客観的、日常的に描写している内容は初めて。まさにオルタナティブな筆致に軽い衝撃を受けながらあっという間に読了。

  • 衝撃だった。
    このスピード感、このドライ感。

    この本を手に取った時に、同じように漂流していた私は、奥山さんの気持ちと何度もシンクロした。

    すごい人だ。

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