宇宙でいちばんあかるい屋根

著者 :
  • ポプラ社
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  • 本棚登録 :329
  • レビュー :73
  • Amazon.co.jp ・本 (236ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784591079072

作品紹介・あらすじ

中学生とおかしな老女、闇夜の屋上で永遠の物語がギクシャクとうごきだした!-絶妙な会話、胸いっぱいに宇宙が広がるラストへ。小説すばる新人賞受賞作家の感動作。

感想・レビュー・書評

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  • 小さい頃、カギっ子だったワタシが
    「いつかワタシのところにも来てくれたらいいのに!」
    と夢中になって読んでいた、カギばあさんとも重なる星ばあ。

    でも、かぎばあさんみたいにかわいくて優しいおばあちゃんではなく
    口の悪いあくの強い星ばあ[笑]
    でも、そんなところがまた愛おしくてかわいい元気なおばあちゃん。

    主人公の女の子と星ばあの関係はたった何時間でワタシの心の中に
    イキイキと息づいて、切なくてあったかくて優しい余韻を残していった。

    物語の大切なアイテムの1つと出てきた、私も大好きな糸電話。
    窓から広がる夜の宙に銀色にキラキラ光りながら垂れ下がる糸。
    思い出すたび胸が震えるような神々しい絆が見えた景色。

    切なさで心がきゅうっと萎れた夜は星ばあを見上げよう。

  • 中学生の女の子が主人公。
    父親の再婚、大好きなお兄さんがいるご近所さんの家庭事情、元彼の不良化と様々な出来事がある中、見かけが派手で口の悪いおばあさんと出会い、色々な関わりにより成長をしていくお話。
    話の展開がダラダラしていないので、読みやすくまとまりがありよかったです。

    • sorairokujiraさん
      これも読んでみたいです。
      大変そうな環境みたいだけど、なんだ明るいものを感じました。図書館にリクエスト入れてみま~す。
      2012/10/20
  • お話のイメージそのままに、装丁のきれいな本。
    白地にパステルカラーで描かれた表紙のイラストが
    半透明のカバーをふわっと纏っている。
    ページ左下のノンブルの横では
    小さなお月様がまあるく満ちていき、そしてまた欠けて。。。

    「あたりまえでいること」を
    とびきりすてきに表現できる男の子、亨くんに憧れるつばめ。
    一世一代の意思表示として投函した手紙をきっかけに
    「たのみごとをきいてやるよ」とうそぶく星ばあに巡り会う。

    毒舌で、中学生に平気で弁当やお菓子をたかり、
    「遅れてきたグランジばばあ」(つばめ評)との表現も頷ける
    奇抜なファッションに身を包んだ、この星ばあが魅力的だ。

    家庭を捨てた母に代わって
    幼い頃から自分を育ててくれた継母に、さりげなく気を遣って
    家族としての「あたりまえ」の風景を支えていると思っていたつばめが

    姉の起こしたゴタゴタに巻き込まれて車椅子生活になった亨くんの
    「あたりまえ」じゃない姿に触れ、弱音を聞き、
    えんじ色の陶器瓦の屋根の家に住むという
    星ばあの孫 マコトくんを一緒に捜し回って
    やさしくて祖母思いだったはずのマコトくんの現在の有り様に傷つく時

    ふわふわと憧れていた「あたりまえであること」の重さを知って
    メアリー・ポピンズのように飛びたかった少女は、
    しっかりと足を地につけて、大地から空を見上げ始める。

    ノンブルの横で満ち欠けしていた月が
    愛すべき星ばあの象徴であったことが切ないけれど、
    思春期真っ只中のみずみずしい感性で
    ぜひ手に取ってほしい本です。

    • まろんさん
      永遠ニ馨ルさん、いつも花丸やコメント、ありがとうございます♪

      この本のつばめちゃん、時々小難しい単語を使うのに、なぜかひらがな表記が多かったりして
      そのへんの妙なバランスが中学生っぽいなあ、かわいいなあと
      にんまりしながら読みました(笑)

      私こそ、永遠ニ馨ルさんの本棚から必死に( ..)φメモメモした中から
      今週は、『四十九日のレシピ』を借りてきて、今まさに読み始めるところです!
      ワクワクです♪
      2012/06/23
    • 円軌道の外さん

      ああ〜分かるなぁ〜♪

      本って、装丁が綺麗だというだけで
      まず持っていたくなりますよね(^O^)

      いろんな角度から眺めてみたり
      匂いを嗅いでみたり(笑)
      ↑自分だけ〜?

      紙の質感や感触を確かめるために
      頬ずりだってします(笑)
      ↑やっぱ変態?


      思春期の少女を描いた物語には
      めっぽう弱い自分やから、
      この話もハマるやろなぁ〜(笑)(>_<)


      まろんさんのレビューを読んでたら
      いつも情景が浮かんでくるので、
      読んだことのないハズの
      物語の世界に入り込んじゃうし(笑)、

      ああ〜読んでみたいっ!!!

      って必ず思わせてくれるんですよね〜♪


      瀬尾まいこさんに
      似た感じの世界観なのかな?


      2012/06/27
    • まろんさん
      円軌道の外さん、私も「すりすり♪」はするので、だいじょうぶです!
      ↑ 何が?(笑)

      本の佇まいがすごく気になってしまうタイプなので、
      レビューもつい装丁について熱く語ってしまって
      ああ~、内容に触れる前にこんなに行数を使ってしまった!
      と反省することしきりです(・_・;)

      そうそう、お察しの通り、瀬尾さんに通じる雰囲気のある作家さんです。
      つばめちゃんと星ばあの関係がとても素敵で
      この本を読んだあとは、ついついいろんなお家の
      瓦屋根を見上げながら歩きたくなりますよ♪

      2012/06/28
  • 人は自分が思っているよりも、人から理解されているのかも知れない。
    本当の意味で、誰かと繋がることができるとしたら、それは、どれだけ本心からの言葉を伝えられたかということもあるのかな?と思う。
    相手を決め付けることなく、無心な目で見つめ続けることができたら、心の奥底から、繋がることができるのかなと。

    児童書とも、ファンタジーとも言えるかもしれない。
    そこを考えると、わざわざジャンル分けすること自体がナンセンスなんだろうが。
    読み手によって、いろんなふうに読める話だと思う。

    • kuroayameさん
      この本は、私お気に入りです(^ー^)ノ。
      独特の世界観と読みやすさでした(^O^☆♪。
      レビューを拝見させていただきとっても嬉しかったです★。
      2012/10/27
  • 中学生の女の子つばめと、星ばあとつばめが名付けた、謎のおばあちゃんと関係を深めていく話。
    星ばあみたいに、口は悪くても本当は心があたたかく優しい人って、なかなかいない気がする。
    いまは、親も祖父母も、子供に必要以上に過保護で甘い人が多い気がするので、こうやって厳しい愛のある事を言える大人と接する機会がない現代の子供たちは、ちょっとかわいそうな気もしました。
    愛情があるから、相手に厳しい事を伝えたり叱ったりできる、また何も言わなくても相手を優しく見守ることも。

    星ばあは魅力的だったけど、主人公のつばめは個人的に嫌いだと思った(笑)野中さんの物語の主人公は、わりと好きなキャラクターが多いけどこの子はダメだったなぁ…

  • おすすめです!中学生のつばめが夜の屋上で出会ったのは、毒舌のお婆さん・星ばあ。ファンタジーなのかな、と思わせるような話でした。雨の中、クラゲにつかまって空中をさまよい、家々の窓を覗いていくという夢の中のシーンが印象的です。透明カバーも素敵。

  • ジャンルは何だろう.ファンタジーでもミステリーでもないんだけど,ちょっと非現実な心温まるお話.星ばあとの交流で多感な中学生女子つばめの心も癒されていく.最後の糸電話のところ,本当に繋がったらよかったですね.

  • 涙をぐっと堪えたラストでした。

    若干稚拙な感じのある言葉遣いだったし
    何個かタイプミスがあったけどね(^-^;)
    浅倉なのに1個朝倉になってた…
    亨くんかなり重要人物だぞ??
    あと比喩のモチーフがころころ変わるのも気になったかなぁ。

    でもストーリーはよかった◎
    もう少し育ったら素敵な小説家になると思うよ☆


    星ばあ素敵だね。
    少し寂しい気もするけど、幸せな気持ちになるいい作品でした(^_^)

  • 『ぴしゃんちゃん』と似たような、ちょっと不思議系泣かせる小説。
    疲れた時にはこういう優しいあまい話が楽でよろしい。
    ぴしゃんちゃんの時も思いましたが、
    星ばあの云う事がいちいち正論でカッコイーです。

  • 不思議なおばあさんとの出会いと少女の成長

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