- Amazon.co.jp ・本 (236ページ)
- / ISBN・EAN: 9784591079072
作品紹介・あらすじ
中学生とおかしな老女、闇夜の屋上で永遠の物語がギクシャクとうごきだした!-絶妙な会話、胸いっぱいに宇宙が広がるラストへ。小説すばる新人賞受賞作家の感動作。
感想・レビュー・書評
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中学生の女の子が主人公。
父親の再婚、大好きなお兄さんがいるご近所さんの家庭事情、元彼の不良化と様々な出来事がある中、見かけが派手で口の悪いおばあさんと出会い、色々な関わりにより成長をしていくお話。
話の展開がダラダラしていないので、読みやすくまとまりがありよかったです。-
これも読んでみたいです。
大変そうな環境みたいだけど、なんだ明るいものを感じました。図書館にリクエスト入れてみま~す。これも読んでみたいです。
大変そうな環境みたいだけど、なんだ明るいものを感じました。図書館にリクエスト入れてみま~す。2012/10/20
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お話のイメージそのままに、装丁のきれいな本。
白地にパステルカラーで描かれた表紙のイラストが
半透明のカバーをふわっと纏っている。
ページ左下のノンブルの横では
小さなお月様がまあるく満ちていき、そしてまた欠けて。。。
「あたりまえでいること」を
とびきりすてきに表現できる男の子、亨くんに憧れるつばめ。
一世一代の意思表示として投函した手紙をきっかけに
「たのみごとをきいてやるよ」とうそぶく星ばあに巡り会う。
毒舌で、中学生に平気で弁当やお菓子をたかり、
「遅れてきたグランジばばあ」(つばめ評)との表現も頷ける
奇抜なファッションに身を包んだ、この星ばあが魅力的だ。
家庭を捨てた母に代わって
幼い頃から自分を育ててくれた継母に、さりげなく気を遣って
家族としての「あたりまえ」の風景を支えていると思っていたつばめが
姉の起こしたゴタゴタに巻き込まれて車椅子生活になった亨くんの
「あたりまえ」じゃない姿に触れ、弱音を聞き、
えんじ色の陶器瓦の屋根の家に住むという
星ばあの孫 マコトくんを一緒に捜し回って
やさしくて祖母思いだったはずのマコトくんの現在の有り様に傷つく時
ふわふわと憧れていた「あたりまえであること」の重さを知って
メアリー・ポピンズのように飛びたかった少女は、
しっかりと足を地につけて、大地から空を見上げ始める。
ノンブルの横で満ち欠けしていた月が
愛すべき星ばあの象徴であったことが切ないけれど、
思春期真っ只中のみずみずしい感性で
ぜひ手に取ってほしい本です。-
永遠ニ馨ルさん、いつも花丸やコメント、ありがとうございます♪
この本のつばめちゃん、時々小難しい単語を使うのに、なぜかひらがな表記が多かっ...永遠ニ馨ルさん、いつも花丸やコメント、ありがとうございます♪
この本のつばめちゃん、時々小難しい単語を使うのに、なぜかひらがな表記が多かったりして
そのへんの妙なバランスが中学生っぽいなあ、かわいいなあと
にんまりしながら読みました(笑)
私こそ、永遠ニ馨ルさんの本棚から必死に( ..)φメモメモした中から
今週は、『四十九日のレシピ』を借りてきて、今まさに読み始めるところです!
ワクワクです♪2012/06/23 -
ああ〜分かるなぁ〜♪
本って、装丁が綺麗だというだけで
まず持っていたくなりますよね(^O^)
いろんな角度から眺めてみ...
ああ〜分かるなぁ〜♪
本って、装丁が綺麗だというだけで
まず持っていたくなりますよね(^O^)
いろんな角度から眺めてみたり
匂いを嗅いでみたり(笑)
↑自分だけ〜?
紙の質感や感触を確かめるために
頬ずりだってします(笑)
↑やっぱ変態?
思春期の少女を描いた物語には
めっぽう弱い自分やから、
この話もハマるやろなぁ〜(笑)(>_<)
まろんさんのレビューを読んでたら
いつも情景が浮かんでくるので、
読んだことのないハズの
物語の世界に入り込んじゃうし(笑)、
ああ〜読んでみたいっ!!!
って必ず思わせてくれるんですよね〜♪
瀬尾まいこさんに
似た感じの世界観なのかな?
2012/06/27 -
円軌道の外さん、私も「すりすり♪」はするので、だいじょうぶです!
↑ 何が?(笑)
本の佇まいがすごく気になってしまうタイプなので、
レビ...円軌道の外さん、私も「すりすり♪」はするので、だいじょうぶです!
↑ 何が?(笑)
本の佇まいがすごく気になってしまうタイプなので、
レビューもつい装丁について熱く語ってしまって
ああ~、内容に触れる前にこんなに行数を使ってしまった!
と反省することしきりです(・_・;)
そうそう、お察しの通り、瀬尾さんに通じる雰囲気のある作家さんです。
つばめちゃんと星ばあの関係がとても素敵で
この本を読んだあとは、ついついいろんなお家の
瓦屋根を見上げながら歩きたくなりますよ♪
2012/06/28
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姉の書棚より。
主人公である中2の「つばめ」と、
口の悪い不思議なオバサン「星ばぁ」による
ビルの屋上の物語。
つばめは、星ばぁとの短い期間の関わりを通して、
今まであえて目を向けようとしていなかった様々な事柄と向き合い行動し、
成長をしていきます。
年頃の女子なので星ばあによくもわるくも振り回されますが、
最終的には家族のような温かさに胸を包まれるような気持ちになりました。
小学生~大人まで読めるほっこりストーリーです♪
子どもでも読みやすいように簡易な表現やひらがなも多めに採用されており、作者の配慮も感じられ、好感をもてました。 -
人は自分が思っているよりも、人から理解されているのかも知れない。
本当の意味で、誰かと繋がることができるとしたら、それは、どれだけ本心からの言葉を伝えられたかということもあるのかな?と思う。
相手を決め付けることなく、無心な目で見つめ続けることができたら、心の奥底から、繋がることができるのかなと。
児童書とも、ファンタジーとも言えるかもしれない。
そこを考えると、わざわざジャンル分けすること自体がナンセンスなんだろうが。
読み手によって、いろんなふうに読める話だと思う。-
この本は、私お気に入りです(^ー^)ノ。
独特の世界観と読みやすさでした(^O^☆♪。
レビューを拝見させていただきとっても嬉しかったです★...この本は、私お気に入りです(^ー^)ノ。
独特の世界観と読みやすさでした(^O^☆♪。
レビューを拝見させていただきとっても嬉しかったです★。2012/10/27
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中学生の女の子つばめと、星ばあとつばめが名付けた、謎のおばあちゃんと関係を深めていく話。
星ばあみたいに、口は悪くても本当は心があたたかく優しい人って、なかなかいない気がする。
いまは、親も祖父母も、子供に必要以上に過保護で甘い人が多い気がするので、こうやって厳しい愛のある事を言える大人と接する機会がない現代の子供たちは、ちょっとかわいそうな気もしました。
愛情があるから、相手に厳しい事を伝えたり叱ったりできる、また何も言わなくても相手を優しく見守ることも。
星ばあは魅力的だったけど、主人公のつばめは個人的に嫌いだと思った(笑)野中さんの物語の主人公は、わりと好きなキャラクターが多いけどこの子はダメだったなぁ… -
映画で見たものの原作。私は基本的に原作読んでから映画が好きなんだけど、これに関しては逆で良かったように思う。結構違う部分もあるんだけど、基本的なところは一緒で、こうやって文章で読むと、より分かるって感じ。関係ないけど健太郎君、残念ね・・・
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映画化されたので、読み直してみた。すっかり忘れてしまってて、また楽しく読めました
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映画化をきっかけに。星ばあとつばめの配役しか知らないけれど、もう充分に。観たい…!