恥ずかしい読書

著者 :
  • ポプラ社
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感想 : 39
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  • Amazon.co.jp ・本 (238ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784591083888

感想・レビュー・書評

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  • 読書、というとなんだか高尚なイメージを持たれてるような気がするけど、別にそんなんじゃなくて食事と同じようなもん。

  • 「歯磨きしながら本を読む」「文末だけに線を引く」「ドンキホーテ全巻を読破しようなんて考えない」...など独特の考え方や名言が多く,読書についての固定観念を覆してくれる本.速読とか知的生産とか,肩肘はって読書をしていた中で読んだだけに,とても気が楽になった.

  • 2011 5/23読了。Amazonマーケットプレイスで購入。
    フリーライター・永江朗が色々な読書の仕方等を紹介していくエッセイ。
    歯磨き読書とか本を裸にするとか逆に読むとか。
    タイトルにするほど恥ずかしくないようにも思うが、「読書とは恥ずかしいものだと思う」の一節からすれば、恥ずかしい読書の仕方を提示するというよりは読書という恥ずかしいものの方法を色々見せていく、ということか。
    電車や公共の場でカバーをかけずに本を読んでいるときには羞恥プレイか露出プレイでもしているような気分になるのもそのせいか、となんか納得してしまった。

    読んでいるうちに本を読んだり書店に行ったりしたくなる本。
    気負わず読めるし、気分転換にも良さそう。

  • 面白かった!
    レンズ越しにみるのはつかれそうだな…
    歯磨き読書には納得した

  • ●本読み者の偏愛読書術

    装丁、本の作り自体にも愛が確かに感じられますね。

    フォトリーディングにフォーカスリーディング、レバレッジリーディングと、
    とかくスピード!スピード!スピード!が重んじられる、昨今の読書シーン(まあ、主にビジネス書に限っての話でしょうが)
    にあって、むしろスローリーディングというか、積ん読斜め読み行間読み並列読み何でもあり! を標榜する永江氏の読書論は、凛として風に向かって立つかのごとく。

    以前、お話を伺った時。氏は「本をずっと読んできたおかげで、僕は飢え死にせずに生きてこられた」とおっしゃっていた。

    何か、実利的なフィードバックを得ようとするガッツきもいいだろう。
    だが、本当に本が好きだからこそ、ひたるようにして読んできた。それが結果的に身を助けてくれた――
    そんな幸せに満ちた氏のひと言が、今も胸に残っている。

  • 本屋さんの特徴、楽しみ。
    ネットでは決して得られない情報。

    そして索引読み。

    実学はその二つでほどほどにして、
    本を好きであることを知らししめせてくれる一冊。

  • さっぱりした文章の中に軽快な皮肉と読書論が展開されている。
    著者の経験談や引用の感想の素直さに思わずクスリ。
    けっこう量があったと思ったはずが3時間ちょいで読了。
    本を読む楽しさの幅を広げるいい1冊だと思う。
    書かれている読書スタイルを思わず試したくなる。

    つなぎにどうぞ。

  • 裏読み、さかさ読み、小走り読みの達人著。本好きにはたまらない一冊です。 

  • バス電車の中では読まない。東京書店ツアーをやろうとおもいます。

著者プロフィール

1958年生まれ。ライター。書籍輸入販売会社のニューアート西武(アールヴィヴァン)を経て、フリーの編集者兼ライターに。90~93年、「宝島」「別冊宝島」編集部に在籍。その後はライター専業。「アサヒ芸能」「週刊朝日」「週刊エコノミスト」などで連載をもつ。ラジオ「ナルミッツ!!! 永江朗ニューブックワールド」(HBC)、「ラジオ深夜便 やっぱり本が好き」(NHK第一)に出演。
おもな著書に『インタビュー術!』(講談社現代新書)、『本を読むということ』(河出文庫)、『筑摩書房 それからの40年』(筑摩選書)、『「本が売れない」というけれど』(ポプラ新書)、『小さな出版社のつくり方』(猿江商会)など。

「2019年 『私は本屋が好きでした』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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