怪人二十面相 (少年探偵)

著者 :
  • ポプラ社
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本棚登録 : 897
レビュー : 95
  • Amazon.co.jp ・本 (245ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784591084120

感想・レビュー・書評

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  • このごろ東京では怪人二十面相の話題で持ちきりです。
    その名の通り素顔が分からず老若男女なんにでも変装する怪盗です。
    しかも盗みに入る前には必ず予告状を送り、どんなに警備を固めても必ず盗み遂げるという怪盗です。
    ある時実業家の羽柴家に予告状が届きます。
    慌てた当主の柴田壮太郎氏は、近年噂の名探偵、明智小五郎に警備の依頼を出します。
    しかしその依頼状を持ってきたのはまだ十二歳の少年、小林秀雄くんだったのです。

    こうして名探偵明智小五郎とその弟子の小林少年と、盗賊の怪人二十面相との長きに渡る対決が始まるのです。

    ***
    そろそろ9歳の次男にもこういう本を!と思って渡してみたらなんとか読めたみたい。
    私も小学生以来の再読。当時は何とも怪しげな、大人の世界への入り口のような気分でしたが、今読むと読者に対してかなり素直ですね。

    隠れ家での二十面相は「これが素顔かわからないけれど」との但し書きつきですが「三十歳くらいのにこにこ笑った洋装姿できれいに髪を縮らせたひげのない好男子」とのこと。
    なんかイメージでは二十面相ってもっと世慣れてダークな面を持つおっさんだと思っていたのですが(小学生にとって三十歳は十分”おっさん”でしょうが)、案外爽やかな風貌ですね。
    本来は才覚溢れる若者なんだけど、戦後のゴタゴタで自分の才覚を生かせる就職先もなく、お楽しみ半分力試し半分で泥棒やってみました~な感じなのだろうか。

  • 子供でも理解できる文章で面白い。あと表紙好き。

  • 『「き、きさま、いったい、な、何者だっ。」
    二十面相は、追い詰められた獣のような、うめき声をたてました。
    「わしか、わしは羽柴家のダイヤモンドを取り返しに来たのだ。たった今、あれを渡せば、一命を助けてやる。」』
    盗んだ仏像が動きだし、二十面相にピストルを突き付ける。

    ここに、仏像がピストルを持つというタブーを見た。仏像に変装したのは小林少年。

    今後は合掌だけでなく、手を上げることも頭に入れておこう。。。

  • 甥の誕生日プレゼント 1/3冊目。
    初めて読んだが面白い!怪盗二十面相と、初めて対峙する明智小五郎と小林少年。そして少年探偵団の結成の巻。これはワクワク感いっぱいです。
    私が実際に読んだのはポプラクラシックだが、こちらは小学生の頃、背表紙の絵が怖くて手に取れなかったので、今まで読んだことがありませんでした。でも、中の挿絵が良くて、明智探偵がカッコいい!

  • 変装の方法やトリックがたくさんあり、読者を飽きさせることなく楽しませてくれます。また、明智小五郎と二十面相の攻防が毎回ハラハラ、ドキドキで、スリルを文字越しに感じることができるので、小説をあまり読んだことがない方にもオススメです。

  • たまに「読者諸君」と語りかけてくれるので、物語の一員になったように感じられる。
    語りかけてくる文と読みやすさで、子ども達に大人気だったことが頷ける。

    コナンはこれをモデルにしてるんだなと思う部分が多数あり面白い。

  • いわずと知れた古典的作品。名探偵明智小五郎と、助手の小林少年。そして宿敵、怪人二十面相。

    「怪人二十面相」は自在に変装して、如何なる人物にも完全になりきる術を持つ。なので、ほぼなんでもありの展開。
    実業家 羽柴氏の大邸宅、修善寺近くの美術城、東京駅内ホテル、国立博物館、と予告窃盗や対決の場が次々に展開。明智と二十面相のやられてはやり返す応酬。

  • 小学生の時にワクワクしながら読んでいた江戸川乱歩の作品を再読。いま改めて読んでみると怪人二十面相(怪盗キット)を良いところまで追い詰める明智小五郎(コナン、名前は毛利小五郎似)がよぎる。怪盗キットと怪人二十面相の共通点は変装が得意、ひとを殺さない、狙うものは宝石や絵画などで現金は狙わない、予告文を必ず出すところなどほぼ二十面相=怪盗キット!!
    展開も「あ、これは手下の変装かも」「これはまさか怪人二十面相かも…」「ほら〜やっぱり〜」という感じで改めて読むと分かりやすくて簡単なのに小学生の私はドキドキだったのを覚えてる
    小林少年の探偵ななつ道具の中のひとつ相棒の伝書鳩のヒッポちゃんを心配してる場面が小学生っぽくて可愛い。

  • 子供のころに完全読破した江戸川乱歩の名作、怪人二十面相シリーズの第一作です。先日読了した【ビブリア古書堂の事件手帖】の中に、少年探偵団をテーマにしたお話があり、それに触発されて購入しました。(笑)
    確か、この作品を初めて読んだのは小学校3年生くらいの頃だったと思うのですが、とにかくワクワクドキドキしたことを、今でも鮮明に覚えています。そして、時を経て今読んでみての感想は・・。
    全く変わらず、今読んでもすごく面白かったです!
    決して人を殺さない怪人二十面相は、悪人なのですが、ヒーロー要素抜群で、めちゃくちゃ魅力的!ちょっとドジな部分があるのがまたいいんですよね。^^ 時代を超えて、大人から子供まで楽しめるエンターテインメント活劇です。

  • ビブリア古書堂に感化されて購入。
    元祖!って感じ。
    覚えてないけどたぶん子供のときにも読んだんだろうなぁ。

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著者プロフィール

江戸川乱歩(えどがわ らんぽ)
1894年10月21日 - 1965年7月28日
日本を代表する小説家・推理作家。三重県生まれ。ペンネームの江戸川乱歩は、小説家エドガー・アラン・ポーに由来。早稲田大学で経済学を学びながらポーやドイルを読む。様々な職業を経験した後、大正12年、雑誌「新青年」に「二銭銅貨」でデビュー。昭和22年、探偵作家クラブ結成、初代会長に就任。昭和29年、乱歩賞を制定。昭和32年から雑誌「宝石」の編集に携わる。昭和38年、日本推理作家協会が認可され理事長に就任した。代表作に『D坂の殺人事件』、『陰獣』、『孤島の鬼』、『怪人二十面相』、『幻影城』、『探偵小説四十年』など。少年探偵団シリーズは絶大な人気を博した。

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