ルパン最後の冒険 怪盗ルパン 文庫版第20巻 (怪盗ルパン 文庫版 第 20巻)

  • ポプラ社
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  • Amazon.co.jp ・本 (241ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784591085462

感想・レビュー・書評

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  • ルブランさんの原作を南洋一郎さんが翻訳・リライトした少年少女向けルパン・シリーズの第20弾。
    文庫版シリーズでは最終巻です。

    カリオストロ事件のときに出逢ったクラリスちゃんとルパンはその後に結婚し、二人の間にはジャンくんという男の子が生まれていたらしい。

    しかし、クラリスちゃんはジャンくんを生むとすぐに亡くなってしまい、ルパンは愛妻の死にショックを受けて再び怪盗の世界へリターン。

    残念なことに、ジャンくんは幼いときにルパンに恨みを持つカリオストロ伯爵夫人に誘拐されちゃって、その後は行方知れずって設定だったようです。

    この巻では、ルパンが50歳になる直前に何も知らないジャンくんと再会するんだけれど、彼らは殺人事件に巻き込まれてしまう。

    そして、殺人容疑をかけられていたジャンくんの無実を証明し、ステキな美少女と結婚するところまでを見定めたルパンは、自分が父親であることは告げずに彼の元から去るのでした。

    父親が怪盗であるってことは言わない方がいいな…って思ったみたい。

    そして、自分の今までの生き方が世間に胸を張って言えるものではないと気がついたルパンは、50歳になるのを機会に怪盗から足を洗うことを決意するところでお話は終わっていました。

    少年少女向けのシリーズだったけれど、南さんのリライトは原作よりも面白かったと思います。
    できれば大人向けのものもリライトして欲しかったな!

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著者プロフィール

本名モーリス・マリー・エミール・ルブラン。1864年、フランス、ノルマンディー地方ルーアン生まれ。 1890年頃から小説を発表していたが、1905年に編集者からの 依頼で書いた「アルセーヌ・ルパンの逮捕」が好評を博し、 強盗紳士アルセーヌ・ルパン冒険譚の作者として有名になる。 41年死去。

「2018年 『名探偵ルパン』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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